今日6月12日は、妻の78歳の誕生日になる。誕生日おめでとう!

 妻に、次の短歌を贈る。

     <妻ありて 今の我あり 有り難し

       共に歩みし 人生の道>

 妻と私は、同年齢で3日の違いだ。お互いに、誕生日に特別の感慨があるわけではない。人生の半分以上の歳月を共有できたことに、喜びを感じている。素直に、妻へ感謝したい。

 昭和45(1970)年の9月に、大学時代の親友Oの結婚式で知り合った。その二次会での出会いだった。直感的な何かを感じたと言ってもよい。交際の気持ちを伝え、その思いを受けとめてくれた。デートの約束し別れることになった。友人の住むアパートから広い道路へと出るまで見送ってくれていたことは、今でも強く記憶に残っている。初デートは、10日後の秋分の日だった。横浜駅で待ち合わせ、映画を観て中華街で食事をし、山下公園を歩いた。その後、紆余曲折したが、1年半後の昭和47(1972)年4月29日に結婚した。48年に長男が誕生し、50年に次男が誕生した。58年に裾野に家を新築した。借金を抱え続けたのが私たちの人生だ。結婚後、53年が経過した。妻には、ずいぶん苦労をかけ、支えてもらったのが私の人生だ。

 人生の最大の選択は、結婚にあると思っている。if がないのが人生だ。生涯のパートナーとして妻を選び、結婚したことは正解だったと思っている。私の妻への直感は、妻の芯の強さと優しさにある。この見方に間違いはなかった。妻が、私を人生のパートナーに選んだ理由は今でもわかってはいないが。少なくとも、私への人としての信頼感だったと思っている。

 私の血液型がO、妻がAだ。この組み合わせは、良い相性(good chemistry)と言われるが、私たちに関しては、当てはまっていると思っている。私たちは、相互補完関係と言っても差し支えない。妻は家庭向きの性格であるが、私は外向きの性格である。長い間、家のことは妻に任せぱっなしにしてきた。私の生き方を理解し支えてくれた。妻なしには、私の人生はないとの思いが正直な気持ちである。

 現在の私の願いは、私の死を見届けてもらいたいことだ。妻もその気持ちでいてくれている。明日のことは誰にも分らない。運命としか言いようがない。残りの人生を大事に生きていきたい。