組織とは

 

 組織は、何のためにあるのか。

 この問いに対する答えを、学生時代から考えて来た。

 組織には、組織の目的があることは、言うまでもない。

 組織を構成するのは、個人である。

 組織の目的が、個人の目的と合致することが望ましいことは、言うまでもない。  

 しかし、現実はそのようにはならない。

 組織の目的が、個人の上にある。

 

 組織には、権力が伴う。

 トップのリーダーシップが問われる。

 それは、人事に表れる。

 適材適所が、組織運営の大事なポイントになる。

 トップが、側近にイエスマンだけをそろえたら、組織の正しい運営はできない。

 きちんと物が言える人が不可欠となる。

 

 リーダーは、人の好き嫌いで、人事を行ってはならないことだ。

 戦国時代の武将武田信玄は、「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」

 との名言を残した。

 組織は、人で決まると言っても過言ではない。

 人を大事にしない組織は、衰退する。

 国にも、同じことが当てはまる。

 

 国のリーダーは、国民の幸福と安全を守る責任と義務がある。

 現在の政治は、この国民への視点が欠けている。

 選挙と利権しか考えていない政治家は不要である。

 組織の利益のために、個人を利用し、洗脳してはならない。

 組織は、個人を大切にしなければならない。

 個人あっての組織であるべきである。

 組織は、個人がお互いに尊重し合い、ボトムアップの議論がされるべきである。

 組織の責任と決定は、トップにあることは言うまでもない。