人間とは

 

 人間は、何のために存在するのか。

 人間は、何のために生きるのか。

 生あるものは、死を免れることはできない。

 人間も、死を免れることはできない。

 「生老病死」は、自然界の真理である。

 その真理を追究したのが、哲学であり、宗教である。

 

 ソクラテスの名言に、「無知の知」「汝自身を知れ」とある。

 自己の内にある自身を知ることは、至難である。

 釈尊は、あらゆる生命に仏性があると説く。

 人間に内在すると特性に、善性と悪性がある。

 人間の性善説と性悪説がある。

 人間には、善性と悪性が内在すると考えることが自然である。

 

 人間は、「環境の動物」である。

 従って、環境の影響を受ける。

 「三つ子の魂百まで」とある。

 幼少期の環境と教育が、大事である。

 幼少期に充分な親の愛情を受けていないと、

 優しさや思いやる心が育たない。

 人生において、良い師との出会いが必要である。

 

 人間形成には、教育が不可欠である。

 教育には、人間観の理念が不可欠である。

 人が人を育てるのが教育である。

 人間は、自身の幸福だけではなく、他者の幸福のために、

 貢献することが求められる。

 人間の目的は、自他の幸福と平和のために、存在する。