思考とは

 

 思考の出発点は、「Why, For what ?」の問いにある。

 この問いへの思考が、「思考力」となる。

 このためには、「リーディング力」が求められる。

 この思考力なしには、「表現力」は、身につかない。

 リーディングによるインプットがなければ、アウトプットはない。

 この問いへの思考がないと、「思考停止」になる。

 

 人間の思考には、ポジティブとネガティブの両面がある。

 ネガティブな思考からは、マイナスしか生まれない。

 ポジティブな思考からは、物事がプラスへと転じていく。

 人は、心のありようで、ポジティブにもネガティブにもなる。

 心身ともに健康であるためには、ポジティブな思考が大切となる。

 

 人生は、長いようで短いとも言える。

 1年の長さも、人の感じ方によって異なる。

 若い時と年を取ってからでは、時間の感じ方が異なる。 

 年を取ると、肉体的な衰えを避けることはできない。

 しかし、心まで衰えてしまえば、生きる屍になる。

 たとえどんなに年を取っても、「心の若さ」だけは失ってはいけない。

 若さは「プラス思考」であり、老いは「マイナス思考」になりがちである。

 若さには、将来への不安を伴うが、「夢と希望」に溢れている。

 年を取っても、死を迎えるまでは、「心の若さ」を持ち続けたい。

 

 現代社会は、若者にとっても、夢や希望が無くなってきている。

 政治の劣化は言うまでもないが、人間自体も劣化している。

 生成AIを含め、AIが急速に進化している。

 AIが人間の仕事の領域を奪ってきている。

 人間は、変化の時代への対応力を身につけなければならない。

 AIにはないのが、「人間の心」(感情)と言える。

 人間そのものが、問われてきている時代とも言える。

 人間が、人間らしく生きるための思考をしなければならない。

 「人間力」が問われている時代に変化している。