昨日、「タモリステーション」大谷翔平スペシャルが放映された。大谷翔平選手が、MLB史上初の日本人ホームラン王の快挙を成し遂げたことは、すでに知られている。怪我による一か月の欠場にもかかわらず、アメリカンリーグのホームラン王(44本)に輝いた。

 MLBで、日本人のホームラン王が出るとは、とても考えられない事だった。イチロー選手が、メジャー1年目の2001年に、首位打者を獲得したこと以上の快挙と言える。日本人選手は、パワーで劣るので、メジャーでホームラン王を獲得できないと思われていた。しかも、「二刀流」でのホームラン王である。ユニコーンと言われるような信じられない大活躍だ。日本人がメジャーリーグのトップスターになるとは、誰にも考えられないことだ。

 

 昨日の番組は、5つの視点からの大谷選手の特番だった。

1章―対戦相手が語る全ホームラン

2章―HR王・大谷ルーツと素顔

3章―王貞治×栗山英樹 SP対談

4章―右ひじ手術から二刀流復活へ

5章―来シーズンはどこでプレー?

 

 今や、日本だけではなく、全米及びアジア・ヨーロッパでもファンを虜にしていることは報道されている。アメージング・アンビリーバブル・ユニコーン、地球外の惑星から来たなどと驚きの声が聞かれる。ともかく、大絶賛されている。メジャーリーガーの選手から“憧れられる”存在になっている。

 

 この特番で、一番興味深かったのは、3章の王貞治氏の言葉だった。私が子どもの頃、野球をしていたので、王貞治選手と長嶋茂雄選手には“憧れ”を抱いていた。王選手が、高校2年春の選抜優勝投手(早稲田実業)として活躍したことは記憶として残っている。昭和33年に長嶋選手(立教大学)、翌34年に王選手が巨人に入団し、巨人の9連覇の黄金時代を築いた。私は、この頃から巨人ファンになり、テレビでの観戦を楽しみにしていた。

  <王のホームランを打つ極意>

①    バットを強く振れる体

②    ストライクゾーンの見極め

③    頭の位置を変えない

④    ボールの芯をバットの芯で打つ

 大谷選手の場合、飛ばすのではなくて、「飛んでいっちゃう打ち方」をしていると。

世界のホームラン王(868本)の一本足打法と大谷ノーステップ打法の共通点は、「早めに打つ準備しておく」ことだと語った。野球少年にとっても、学ぶべき大切なバッティング理論を語ってくれたと思う。

 来シーズン復帰する大谷選手の活躍を願っている。