近頃、FBへの投稿を頻繁に行っている。自分の思いを発信したい故ではあるが、投稿へのリアクションにも注目している。コメントはしっかり読み、なるべく返信することにしている。言葉の表現と理解は難しいもので、受け止め方や理解の仕方が多様であるのはよいが、誤解されることは避けたいのが本心だ。

 <人間の価値は、持っているもの(名誉・地位・財産)にあるのではなく、人間性・人格にある。>この言葉を、「名言・格言・いい言葉」のグループへ投稿したら、250を超えるリアクションと多くのコメントがあり、嬉しい反面、驚きもあった。

 この言葉は、ライトハウス英和辞典にある例文を和訳したものである。

 People’s worth lies not in what they have but in what they are.

 <人間の価値はその人の持っているもの(財産)にあるのではなくその人柄にある>

 私はこの英語が好きで、例文としてよく使ってきたが、下線部の解釈の仕方がとても難しい。私なりに何度も考えてきた。what they are は、存在そのものが直訳である。意訳すると、人格・人柄・人間性の言葉になる。人間の価値を物質的側面と精神的側面から考えることもできるのではないかとも思う。この文意は、人間そのものに価値があると捉えるのが自然のように思えてきているが。

 

 人の価値観は、多様であり、様々な意見があるのは当然のことである。個別的な見方をすると、ある人にとって大切に思うことが、他の人には、大切とは限らない。一般論としては、共有できる価値は当然あるだろう。例えば、幸せや安心・安全及び平和や自由と人権等である。2年を超えるコロナ禍で、安心・安全が浮き彫りになったことは確かだ。コロナの収束を心から願っている。「健康にまさるものはない。」と日々実感している

 

<「おかしいことはおかしい」と言える、人と社会であって欲しい>この言葉には、400を超えるリアクションとコメントをもらっている。この言葉には、同感のコメントは多いが、言うことにより不利益を被ることの懸念が多い。日本の伝統的縦社会における年功序列型の組織や社会において、本音で発言することの困難さは、十分承知している。しかし、リーダーの建前で物事を進める危険性を知るべきである。事実は、リーダーの利害によって物事が進められることを、我々は経験しているはずだ。上司や有力政治家に忖度するエリート官僚の姿を目の当たりにした。「森友・加計」問題での教訓である。明らかに、現政治の在り方がおかしいのだ。メディアの在り方もおかしい。メディアは事実を報道する責務がある。その責務を果たしてはいない。我々国民もおかしい。国政選挙の投票率が50%程度である。有権者の半数が棄権している。投票を棄権することは、投票した半数の中の多数へと票を投じているのと同じことになる。結果的に、しわ寄せを受けるのは我々庶民だ。沈黙は金ではない。悪へとつながりかねない。「おかしいことはおかしい」のだ。