裾野俳句会の正式名称は、裾野市立鈴木図書館俳句会である。現在の会員は10名と少ない。講師の先生が一人含まれている。

 俳句知識がゼロの私が入会して3年になる。コロナ禍で中止になったり、私の体調の具合で欠席したりして、実質は2年ぐらいとではないか。やっと句会に慣れてきたと言える。 才能なしが凡人なったところではないかと。凡人から脱することはないが、俳句を楽しめるようになれば良いと思っている。

 毎年「句集 すその」が発行され、第五十集になった。裾野市からの助成金が無くなるために、最後の句集となる。投稿規定によると、随筆を原稿用紙2枚程度と俳句・四季を通じて20句となっているが、今回は30句になっている。

 10人の随筆のタイトルだけを紹介する。二刀流・大谷翔平(隆)、畑(圭子)、泣き虫爺(茂)、俳句との出会い(博子)、詠むと読む(モト子)、特攻隊の像(孝至)、たのしみつつ(光子)、吾子俳句(充)、俳句で遊ぶ(晶子)、自己模倣からの脱出(文明)となる。それぞれの個性が良く出ていると感じる。

 

 10人の俳句から私の好む句を1句選んでみた。

  晩夏光妻と眺むる梓川(隆)

  旅誘う空いっぱいの鰯雲(圭子)

  山一つ越えてつつじの咲いてをり(茂)

  光つつ闇に消えゆく蛍狩り(博子)

  始まりも終わりも知らず遠花火(モト子)

  賀状書く曲字は個性喜寿となり(孝至)

  雨上がり真青なる空秋流る(光子)

  父となり父と眺むる蛍かな(充)

  葉桜のつづく中ほど夫の墓(晶子)

  初富士や雲一片も寄せつけず(文明)

 

 俳句を詠む難しさを感じている。歳時記の例句を理解ができないで困っているのが現状だ。読むことが大事なことは理解しているのだが。

 今回、講師の文明先生から「一物作り」の難しさの説明を受けた。「二物配合」の句を作るように助言された。「取り合わせの妙」が俳句の面白さではないかと。覚えやすいことは、大事な要素ではないかとも。リズム感のある俳句は、読み易く覚えやすことは確かだ。

正岡子規の<柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺>は誰でも知っている。先生は、この句は分かり易いが、未知の部分があり、そのために、名句と説明してくれた。それが俳句の味わいとも言えるのだろうかと感じた。私は、できるだけ俳句を楽しみたいと思っている。