昨夜、2020年度の自治会「まちづくり委員会」が行われた。区長、副区長、班長(5人)、公募(2人)の9名で構成される。この委員会は、2年前の区長Uさんの発案でスタートした。区規約改正と区費の審議をするために、作られた委員会である。区への諮問機関としての役割を担うことを目的とした。2017年度、Uさんは副区長として区役員だった。私は、総務理事として役員の一人であった。区長のHさん、会計理事のNさんと共に区の運営に関わった。その中で、区の課題として上がった問題を検討し諮問する機関として、2018年度に、「まちづくり員会」がスタートした。月1回ほどの会合で、半年の審議が行われ、その結論を理事会と総会に提案した。その提案内容の説明が求められる。総会での説明は、第1回のメンバーでは、委員長が行ったが、そう決まっているわけではない。諮問機関の性格上、委員長は、区執行役員以外から選出された。
私自身は、2018・2019年度の委員として関わった。今年度も継続して関わることにした。少子高齢化や人の繋がりの欠如のために、地域の力が衰退しているのが現状である。菅政権が誕生し、「自助、共助、公助そして絆」が目指す社会像との方針を掲げた。自助は、自己責任をもたらすことになる。共助は、地域の助け合いが大事だということだ。公助は、政治及び行政の問題である。私の考え方では、総理としての発言であれば、公助を強化したいと言ってほしかったのだが。高齢化が進み、自助ができなくなっている人たちが増えているのが現実の社会である。「少子高齢化」は、日本が抱えている最大の問題である。
2020年度の「まちづくり委員会」は、事業の見直しと環境美化の2点に絞って審議するというのが、K区長の意向である。事業の見直しの主幹を委員長に、環境美化の主幹は、副委員長とするシナリオを描いていたようだ。最初の会合では、委員長の選出に時間がかかるのは、通例である。しかし、過去の2回とも事前に依頼していたようだ。今年度は、区長は、腹案を持っていたようだが、事前の了解を得ていなかった。そのために、Kさんに依頼したが、辞退された。委員長が決まらなければ、次回からの進行ができなくなる。私は、体調に不安があるが、引き受けることにし、代理をおいてもらうことになった。副委員長は、青年部との意向で、Mさんに引き受けてもらうことになり、代理を置くことに決まった。
私自身は、課題に関して結論を急ぐ必要はないと思っている。議論のプロセスと議論の継続を重視したいと考えている。高齢化に伴う問題は、どうにかできるような問題ではない。少しでも、地域を活性化するための議論を進めたいと思っている。次世代の人たちの意見をしっかり聞く必要ある。「人のため、地域のため、自分のために、何かを為す」との精神で、微力ながら、自分ができることをしていきたいと思っている。