昨夜の中日対巨人戦をテレビで観ていた。5対4の1点差で巨人が勝った。ヒーローは、坂本勇人選手である。3打席連続ホームランを打ち、4打点の大活躍だ。原監督の1066勝の記念の試合になった。原監督が神様・川上哲治監督に並んだ。巨人史上歴代最多勝利監督である。川上監督は、ON(王・長嶋)全盛時代に、V9(9連覇)を成し遂げた名監督だ。もちろん、私は川上選手時代を知っているわけではない。「ボールが止まって見える」との名言を残しているが、ビデオ映像での打撃しか知らない。

 長嶋茂雄選手は、昭和33年に、巨人に入団した。その翌年の34年には、王貞治選手が入団した。神宮の六大学野球のスーパースターであり、神宮球場で、当時のホームラン新記録の第8号は、テレビ映像だが、鮮明に記憶している。王選手は、春の選抜で、4番エースとして早稲田実業を優勝に導いた立役者であった。

 私の子供頃の娯楽は、野球、相撲、プロレスのテレビ観戦であった。私は小学校の5・6年の時に、子供会の野球をしていた。その頃の憧れが、王選手と長嶋選手だった。6年生の時に、背番号8をつけていたので、その背番号には思い入れがある。高田繁選手や原辰徳選手等がいたが、現在は丸選手がつけている。私はプロ野球ファンとして、メジャーリーグの大谷翔平選手と坂本勇人選手のファンである。二人の活躍を期待している一人だ。

 今シーズンの坂本選手は、スタートこそ良かったが、前半戦は長く低迷していた。何が原因だったのかはわからないが、坂本らしい活躍はなかなか見られなかった。状態が上がったように見えたりしたが、続かなかった。坂本・丸・岡本は、中軸の看板選手である。丸選手も状態が悪く、二人が打撃成績で下位に低迷していた時期が長かった。丸選手の状態が上がり、坂本選手の状態が上がってきた。昨夜の3本のホームランは、見事だった。右中間・左中間・レフトスタンドへ運んだのだが、実に坂本らしいホームランだった。坂本のホームランを打った時の打撃フォームが好きだ。低めのボールをバットで拾い腰の回転で打つ感覚だろうか。もちろん、岡本・丸選手とも違うタイプのバッターだ。坂本が復調するのを待っていた。セリーグは、巨人が貯金20(42勝22敗)で独走している。昨夜のような大活躍は、頻繁にはないかもしれないが、巨人のキャプテンとして、セリーグ連覇へと大活躍することを楽しみにしている。