昨年の6月12日に西伊豆から南伊豆を経由して、下田で宿泊した。12日は妻の誕生日だったので、久しぶりに下田を訪れることにした。下田東急ホテルに予約を入れた。夜は教え子と一緒に食事をすることになった。幹事役の生徒が予約した居酒屋に、8人の教え子が来てくれた。出会ってから50年の歳月が流れた。3年間共に過ごしたので、47年ぶりの再会となった。懐かしい思いと同時に、お互いに歳を取ったことを感じた。彼らとは6歳の違いだ。定時制だったので、卒業はわずか22名ほどだった。入学者の5割程度になる。すでに3人が亡くなったことを聞いている。悲しいことだが、人の命はわからない。この夜、私たち夫婦は楽しい時間を過ごさせてもらった。2年後の再会を約束した。来年また下田に行くことを楽しみにしているが、私の体調次第にもなる。

 13日に、「下田あじさい祭り」へと下田公園に行った。ちょうど見頃だったが、人出はそれほど多くはなかった。私たちが、あじさい祭りに来たのは、10年以上前と記憶している。以前と比べると、公園の中や弥治川沿いの古い町並みから公園に至る道がペリーロードとして整備されている。観光地化されたということだが。50年前とは違って当然なことではあるが、自然のままの状態を知っているので、何とも言えない思いもある。

 下田は、教員としてスタートした土地である。大学卒業したばかりの若者が、先生と呼ばれることに戸惑いを覚えたことを記憶している。このことはすでにブログに書いてあるので、省くことにする。この下田で5年間生活した。その間に、結婚して長男が生まれている。下田は、とても思い出の深い土地であり、第二の故郷とも言える。

 この時期は、下田公園(城山公園)の丘一帯に紫陽花が咲いている。眼下には、市街と下田港が見渡せる景勝地である。この広大な敷地には、約15万株300万輪のあじさいがあると言われている。もともと、あじさいの群生地であり、あじさいの絨毯のような眺めは印象的である。

   俳句を3句記す。

   <紫陽花の古き町並み懐かしき>

   <あじさいの花咲き望む下田湾>

   <紫陽花や移ろひ易き恋心>