昨年の5月頃に、俳句を作りたいと思い始めた。独学では無理だと考え、句会に入ることにした。裾野市の俳句会が、鈴木図書館で行われていることを知り、見学に行った。第一日曜日が定例会になっていた。2回参加してから、体調が悪くなり欠席していた。会長さんから、毎回連絡を頂いていた。有難いことだった。俳句を諦めかけていたことは確かだ。体調が戻ってきてから、外へと出歩くことが多くなった。12月に再び連絡して頂き、改めて始めることにした。新年の初句会には参加することを伝えた。時季に合う句を3首とのことだった。
「すその俳句会」の進め方は、12人の36句を一枚の紙に書き写し、そのコピーが全員に配られる。その中で、5首を選句し、秀逸の4句と特選の1句を選ぶ。最初に読み合わせをしてから、順番にその選んだ句を発表して、講師の先生が最後に選句を発表する。先生は、秀逸の数を決めないで、良いと思う句を発表し、その後で、数句の特選を発表する。
誰にも選句されなかった句の感想を数人が話した後に、先生からの感想がある。その後に、司会者が選句した人を指名し、句ごとに感想を求めていくことになる。全部の句に対して感想が行われ、1句ごとに先生の感想が話される。先生が選んだ秀逸の句には良かった点が話され、特選も同じである。最も関心が高くなるのは、もちろん先生の選句であることは間違いない。
今回私は3句の中で、1句が秀逸で、1句を特選に選んで頂いた。人は誰しも褒められ、評価されることは嬉しいものだ。モチベーションアップになる。
<妻織りし紬着るなり日の始>の句が評価された。
先生からは、元旦の季語に「日の始」を使ったことを褒められた。他の人からは、「妻織りし」の上五で、幸せな人だと言われた。全員から拍手を受けるという貴重な経験をした。
2月の句会には、春夏秋冬の句をそれぞれ1句をということになっている。
その4句を記しておく。
<春の服妻の笑顔と歩む道>
<紫陽花や山一面に咲き誇り>
<墓参り母への想い残りけり>
<青空に富士聳え立つ冬の海>
俳句ビギナーとしては、この程度だが、今後、勉強し向上を目指したいと思う。