私の世代の多くがSNSの世界とは無縁だ。団塊の世代はアナログ人間だ。アナログ人間はデジタルな世界になかなか入ることはできない。ネックになっているのは、パソコンの操作だ。パソコンが導入された頃は、役職についているために、自分でパソコンに触れなかった人が多い。そのために、デジタルな情報化社会にはついていけない。スマホを利用できない人が多くいる。パソコンもスマホも操作ができないと使えない道具だ。道具は使えるかどうかで価値が決まる。使わなければ、使わないですむものだ。現代社会で、仕事の条件としてパソコンの操作が必要不可欠になっている。レベルの問題ではなく、メールでの報告が求められる。地域における自治会活動も同じことが言える。必要事項がUSBで引き継がれている。最低限の操作ができないと、業務に支障をきたすのだ。高齢化社会を迎えている時代だ。団塊の世代が高齢者になっているからだ。携帯もガラ携帯からスマホに変わっている時代だ。コストもかかるが、便利さは比べ物にはならない。団塊よりも上の
世代は、携帯も使っていない人が多くいる。ガラ携帯も無くなってしまった。その代わりに、ガラホなるものが出ている。使い方はあまりかわらないので、不便さを感じない。私の友人で携帯を持っていない人はいないが、スマホを使っている人は実に少ない。私が使い始めたのが昨年の5月だ。ドコモで「らくらくホン」のキャンペーンにつられて見にいき、AUの携帯から替えたのだ。電話がかけ放題になって、通話時間を気にする必要がなくなった。たまたま二つの会の幹事役を努めることになった。そのために、連絡と調整でスマホが機能した。スマホの機能はいまだによくわかってはいない。道具は使えないと意味をなさない。私はFBを軸に使っている。体調が悪かった時期は、スマホに替えたことを後悔したくらいだ。体調が良くなってからは、常時携帯し写真機能を使い、FBにアップしている。パソコンで写真をアップするよりはるかに楽だ。今では楽しみの一つになっている。最近コメントの相手が増えてきた。顔を合わせたことのない人とのコミュニケーションが取れるというこ
とだ。「いいね」から挨拶のコメントができるようになると、親近感が湧いてきて親しみを感じるものだ。不思議な世界でもある。「新しい世界」を見つけたとも感じている。
 2014年8月15日に、ブログの1号を出した。次男にアメーバブログがいいと言われたので、設定してもらった。「ハンドルネームはどうするの?」と次男に聞かれ、趣味の囲碁とボウリングを組み合わせた。この組み合わせは通常はないはずだ。gobowler となった。100件を目標にした。4ヶ月でそれはクリアした。それなりにストックがあったからだ。自分史を書き、政治的見解にも触れた。英文法対話として、まとめ上げた英文法の基本もアップしてある。日々の雑感を書いて載せた。アメーバ―ブログは文章の記録にしている。ツイッターやフェイスブックに自分から登録したわけではない。向こうから勝手につけたので、パスワードを求められてもわからないのが事実だ。アメーバブログは自動的にツイッターにリンクしているが、フェイスブックはいつの間にかリンクが消えてしまった。理由がよくわからないが、空いている時間が長かったのかもしれない。今は自分でシェアして投稿している。自己ピーアールの時代でもある。自ら発信しなければ、受信してもらえない。
2015年の2月26日に、グーブログ雑記に、写真付の日記のようなブログも始めた。発信と受信の関係が、SNSの世界の基本になっていると考えている。又大事なことは、通常の人間関係と原理はかわらないということだ。私はタイムラインやメッセンジャーすら知らなかったのだ。山崎洋子さんにはとてもお世話になった。ありがたいと感謝の気持ちでいる。彼女の友達なら間違いないと思ってリクエストをしてしまった。メッセンジャーそのものを知らなかったので、挨拶もなく、失礼したことを忘れてはいない。FBは友だち申請が簡単にできるので、「友だちになる」をクリックすればいいと思っていたのだ。やっと区別ができるようになり、安心してリクエストができるようになった。私が望んでいるのは、コメントができる関係である。そのような関係を増やしたいと思っている。この世界には、多才な人がたくさんいるので、学ぶことができる。アクティブでありさえすればだ。この2月26日からは、私小説「先生だってさ」を書き始めた。素人の挑戦であるが、自身の人生を題材にしているので、書くことに抵抗がなくなった私には楽しみにもなっている。ストーリー展開も何も考えないまま書き始めた。「ありのままに」に書くことにしている。一人でも多く読んでもらえれば、嬉しいと思っている。書くスピードを上げてしまったので、ペースダウンすることにした。書くことも話すことも私にとっては変わらない。
 私の元同僚のIさんが、スマホに替えることにしたようだ。私の言葉が決め手になったようだ。友人から勧められても、かす耳を持たなかったそうだ。彼は話し相手に私を求めている。文学に精通し、地政学、歴史、文化、教育に精通している。デジタルカメラの世界もセミプロと言えるくらいだ。私に、これからの人生の相談を求めて話しをしている。今年になってから、3回ほど、函南町のパンカフェ「マリエ」へ行き、話しをしている。彼の家にも行って話しているので、トータルの時間は平均3時間として12時間を超えている。それほど話す内容をお互いに持っているということになる。彼は私を相川さんとは言わない。「先生は...」と言う。それだけの理由があると言っていた。彼とは6歳違いの静岡県の高校教員の後輩になる。およそ15年前に、御殿場南高校で知り合った。耐震工事のために、教科準備室が英語と国語で一緒になった時期に、知り合い話しをするようになった。箱根の「山のホテル」へも数回一緒に行っている。再会してからは、カフェ巡りもしてきた。その彼が私の影響を受けたのだ。私の知っていることは教えるとの条件で始めることになったところだ。私は彼から、デジタルカメラの操作を習うことにしている。同じソニーのカメラを持っているので。彼は私と同じドコモのらくらくスマホに機種変更するようだ。私もSNSの世界を学ばなければ
ならなくなっている。