昨日12日、自治会の「夏祭り大会」が成功裏に終了してほっとしている。昨年度までは、納涼盆踊り大会として長い間続いてきた大きなイベントである。私は過去のイベントに参加していないので、比較することはできない立場にあるのだが。過去のイベントの様子は妻から聞いている程度の知識しかなかった。高齢化のために、盆踊り大会の意義がなくなっている状況との認識をしていた。踊る人が少なく、他所から来ている人の方が多くなっていたようだ。年度当初の企画の段階で、内容を検討することになった。盆踊りをなくすとの案もあったが、子供会の太鼓は続けさせたいとの意向であった。しかし、子供会の太鼓は盆踊りとセットになっているとのことで、盆踊りをするが、時間を短縮しバンド演奏を入れてはどうかとの話しになった。名称も変更することになり、「夏祭り大会」として実施することに決まった。そこで問題になるのが、バンド演奏の依頼をどこにするのかということだった。そのための予算を新たに計上できないのが現実だった。市内にアマチュアバンドがいくつかあるので、その範囲内で検討して依頼をすることに決まった。この段階で具体的なバンド名はあがらずに保留になっていた。5月の下旬に「五竜みどりまつり」が裾野市中央公園で開催された。その時に出かけて行き、ベンチャーズ・メロディーを聞くことができた。とても懐かしく、青春の思い出が蘇ってきた。私の世代はビートルズの影響を受け、グループサウンドが全盛の時代を体験している。私はベンチャーズサウンドが好きだった。忘れていたそのリズムが蘇り嬉しくなった。演奏していたバンド名は「ギャツビー」と聞いた。メンバーの一人が裾野在住と知った。担当理事も来ていたので、二人で相談しこのバンドを推薦することにした。このバンドなら十分大丈夫と感じたからだ。アマチュアには二つのタイプがある。自分たちが楽しむタイプとそこに留まらずに他人を楽しませることのできるタイプだ。私には音楽のことはわからないが、私の心に触れる技術を「ギャツビー」の演奏に感じた。6月中旬に、「須山研修センター」で開催の4バンドの生演奏を聞きに行った。東京からセミプロのバンドも来ていた。ベンチャーズ・メロディーでは、そのバンドとギャツビーとの共演がされた。3時間を越える演奏を楽しむことができた。担当理事も来ていたので、その後の連絡と交渉はその理事に任せた。
昨日の「夏祭り大会」では、子供太鼓披露、盆踊りと太鼓共演、バンド演奏、ビンゴ大会、模擬店が行われた。私は総合司会との役割で、進行役を務めさせてもらった。バンド演奏への反応がもっとも気がかりであった。途中から一人の子供が曲に合わせて踊り始めた。年配者の反応も予想通りの結果になり、ほっとするとともに、バンド演奏を入れて良かったと思った。演奏終了後「ギャツビー」のメンバーには、お礼を言うと共に来年もよろしくと伝えた。この演奏のおかげで、夏祭り大会も盛り上がり成功裏に終えることができ喜んでいる。区長及び役員をはじめ準備と片付けに協力していただいた人たちに、心からお礼を言いたいとの思いである。楽しい夏祭りに参加できて感謝している。