憲法施行70年、安倍首相が第9条に「自衛隊を明記」と表明した。

改憲、2020年施行を目指す意向だ。憲法改正は安倍首相の悲願である。

具体論に踏み込んだことはいいのではないか。「日本の国の在り方」としての

憲法論議は必要だと考える。私は安倍首相を支持してはいないし、「日本会議」

には否定的なスタンスだ。憲法9条1項、2項を残しつつ、自衛隊を明文化す

る考え方には賛成する。自民党の憲法改正草案の2項を全面的に改めて「国防

軍」とすることには反対だ。自衛隊は、災害活動及び専守防衛と国際平和協力

に従事する実力組織として根付き、国民の理解は深まっている。自衛隊は違憲

との議論に終止符を打っていいのではないか。

 憲法9条1項、「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希

求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争

を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」

2項、「前項の目的を達成するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持し

ない。国の交戦権は、これを認めない。」

 唯一の被爆国である日本は、自国ファーストの流れの国際社会において、核

廃絶と平和主義を国是として堅持すべきである。北朝鮮問題が危険な状況にな

っている。北朝鮮が友好国の中国を批判したとのニュースが入ってきた。

米国・トランプ大統領が中国・習近平主席への外交圧力が表れてきたようだ。

アメリカの軍事的圧力と中国の経済的圧力により、北朝鮮が孤立化している。

一触即発の危険を孕んでいるが、武力衝突は絶対に避けなければならない。

戦争は破壊以外何も生みださない。

 憲法審査会のメンバーの間では、国民の賛否が分かれる9条から改憲に着手

するのは得策ではないとの考え方が根強いようだが、この問題を避けることは

できないと考える。自民党の改憲論には「戦後レジーム」(戦後の連合国によ

る統治体制)からの脱却志向が強いのだが。民進党・蓮舫代表は、安倍政権下

での改憲をさせないとの発言をしている。日本の戦後を肯定するか、否定する

かとの議論の対立のままでは、前に進むことはできない。大事なことは、前向

きに「今後の日本の国の在り方」としての国民的な議論をすることではないか。

日本は「国民主権」国家なのだから。