人工知能(AI)の進化が凄い。友のEさんから紹介されて知ったのだが、

ネットの世界で、「野狐囲碁」サイトが評判になっていると。そのサイトで、

世界のトップ・プロ棋士を破る囲碁ソフトが現れ、話題になっているとのこと

だった。

今日の毎日新聞によると、年末から年始にかけ、ネット上で謎の囲碁ソフトが

日中韓のトップ棋士らに60連勝し、「神的な強さだ」と話題となった。正体

は米グーグル傘下の人工知能(AI)「アルファ碁」の改良版だったと。

昨年3月に、「アルファ碁」が韓国のイセドル九段に4勝1敗で勝利したこと

が、囲碁関係者に大きな衝撃を与えただけでなく、AIの研究者を勇気づけた。

すでに、自動運転や医療分野等で活用されている。昨日のテレビで、ある学習

塾では、AIが先生になり、塾の先生がサポートしている様子が放映された。

時代の転換を感じさせる出来事だと感じた。OAの普及によって、事務の職種

が激減した過去を思い出す。事務処理は人間が行う必要がなくなり、業務の合

理化が進み、今日のようなコンピュータ社会へと変化した。今後あらゆる分野

でAIが活用される世界へと変化していくことは自明と言えるだろう。学習機

能を持つAIが更に進化し活用することで、人間の幸福へとつながるのであろ

うか。それとも人間の脅威になるのであろうか。科学技術の発達は人間の幸福

につながったのであろうか。核開発により、核の脅威にさらされているのが、

我々人類ではないだろうか。AI搭載のロボットやドローンの製造が可能にな

り、無人兵器の脅威もすでに出てきている。トランプのようなアメリカ保護主

義経済を主張するような人物が次期大統領になり、世界経済への影響力が強ま

る国際社会状況になっている。AIの進化が、ビジネス至上主義の現代社会で

は、大きな脅威にも成り得ることを我々は知らなければならない。自社の利益

だけを優先する企業や自国だけの利益を至上目的とするような研究開発がなさ

れる危険性を孕んでいる。AIの進化も「諸刃の剣」と言える。我々は「人間とは

何か」を問いかける必要に迫られているのではないかと思えてならない。

我々人間の目的は、「幸福」と「平和」にある。AIの技術をこの人間の目的

のためにこそ活用すべきである。「AIの弱点は本質的に『意味』を理解せず、

今は読解力に限界があること」のようだ。これからの時代は、AIにはない能

力つまり人間としての総合力が問われているのではないか。