中学校1年生の教科書に出てくる動詞が約40で、その中で、「自動詞」
だけに使われるのは、be, go, come, live, listen, look の6つの動詞だけ
である。大部分の動詞は「他動詞」として使われている。中でも、中学1年
では、次のように、get up(自動詞), put down, pick up として、一つの
単語と同じ(熟語)ように使えればいい。listen to, look at も同じだ。
<Basic dialog >として例を挙げる。
T:Pick up your pencil. (鉛筆を持ちなさい)
T;Put down your pencil. (鉛筆を置きなさい)
S:Yes.
A:What time do you usually get up?(ふつう何時に起きるの?)
B:At six.(6時だよ)
A:What are you doing? (何してるの?)
B:I'm listening to music.(音楽を聴いているよ)
A:Look at me.(私を見てよ)
B:I'm looking.(見ているよ)
中学1年生の段階では、基本動詞の一つの意味が分かって使えればいいと
いうことになる。have, make, take, see, want 等の使い方は後に大事になって
くる。更に、中学2年生終了時の「不規則動詞」は61あり、重要な語になってい
るのが47ある。この<不規則動詞の活用>を覚えるのが、英語学習の大きな
山になっている。この動詞の活用は、声にだして「暗唱」できるまで練習する
しか方法がない。この「基礎練習」ができないと英語の学習はできないとも言
えるくらい大事だ。これは文法ではなく、動詞の「音のルール」なのだ。
パターンにすると、A-A-A, A-B-A, A-B-B, A-B-Cの4つなるが、
A-B-B, A-B-Cのパターンがほぼ90%を占める。
「規則動詞」は、A・B・Bのパターンになる。中学3年生終了時で、規則動詞が
の数が130弱で、重要語が約50である。不規則動詞が72、その中の重要
語が51になる。中学必修動詞がおよそ100になる。中学2年次が大きな山
だと言える。英語は動詞を征服しないとならないということになる。従って、
英語マスターのポイントは、動詞の克服と基本の文法と語彙力という結論にな
る。動詞の活用について基本的なことを書いて置く。
「規則動詞」の活用は、A・B・Bのパターンで、Bの語尾は ed と決まっている
ので規則動詞(規則変化動詞)と呼んでいる。ed の発音には3種類ある。
① [t], ② [d], ③ [id]だ。
① ask, cook, look, walk, talk, work, thank, help, finish, watch
hope, like, practice, drop, shop, stop,
② call, answer, close, clean, learn, open, turn, listen, play, enjoy,
rain, snow, stay, use, live, love, arrive, move, name, change, die,
try, cry, study, carry, worry
③ want, visit, collect, start, wait, invite, need,
「不規則動詞」は教科書の<不規則動詞活用表>を利用してほしい。
ここでは重要語(51)を挙げるに留める。
① A-A-A 型 : cut, put, read
② A-B-A 型: becme, come, run
③ A-B-B 型: bring, build, buy, catch, feel, find, forget, get,
have, hear, hold, keep, leave, make, mean, meet, say, sell, send,
sit, sleep, stand, teach, tell, think, understand
④ A-B-C 型: be, begin, break, do, drink, eat, give, go, grow,
know, ride, see, show, sing, speak, swim, take, wear, write
以上の100語の動詞のマスターが必須となる。