基本動詞の重要性を強調している。その基本動詞と密接な関係にあるのが、
「副詞」なのである。副詞を代表する up と down について触れてみる。
up の日本語の意味は「(中心に)向かって」である。down は「(中心から)
離れて」の意味となる。上と下だけを意味するものではない。日本語の一つの
意味で理解しょうとするから本質的な意味が理解できないことになる。
分かりやすい例は、go up, come down である。更に加えると、 back は元来は
背中を意味し、「後ろへ、戻って」の意味になる。I'll be back soon.(すぐに帰るよ)
前置詞に関して言うと、 on を例にあげると理解しやすいい。on のもつ「接触」の
意味を理解して「~に触れて」と理解することが正しい。「~の上に」では on を
理解することにはならない。先の例の There is a picture on the wall.
の on の使い方で理解できると思う。on the deskと on the wall は同じ
on であることが分かる。ここまでの説明で一つの疑問が生じてくると考えら
れる。「副詞」と「前置詞」の違いということだ。根本的な違いは何か。
「副詞」は「動詞」と仲が良いということだ。それに対して「前置詞」は
「名詞」と仲が良いと理解すれば済むことだ。仲が良いとは不可分の関係に
あることを意味する。「前置詞」の後には「(代)名詞」が大原則となる。
What are you looking at? の例では、疑問詞が優先されるということになる。
ただし、発音する場合は、at に強勢が置かれる。通常は前置詞に強勢が置か
れることはない。基本動詞 look を例に挙げたので、更に用例を続ける。
① Look!(感嘆表現)
② Look at me.(命令表現)
③ I'm just looking.(現在進行形)
④ You look happy.
⑤ What are you looking for?
⑥ You look like your mother.
⑦ I look afer my dog.
⑧ I looked up at the sky.
⑨ Don't look back on the past.
⑩ You look down on me.
普通の日本語表現では次のようになる。
① 見て!
② 私を見て(よ)。
③ 見ているだけです。
④ 嬉しそうね。
⑤ 何を探しているの。
⑥ お母さんに似ている(ね)。
⑦ (私が)犬の世話をしている。
⑧ 空を見上げた。
⑨ 過去を振り返るな。
⑩ (君は)私を軽蔑している。
基本動詞の重要性を理解して頂けただろうか。ほんの一例を示したに過ぎない。
基本動詞は副詞との密着度が強いことを強調しておきたい。