夏の甲子園は、作新学院(栃木)の54年ぶり2回目の優勝で終わった。
最大の要因は今井達也投手の成長にあると言える。初戦で尽誠学園(香川)を
完封し、最速151キロのストレートの切れ味が素晴らしかった。その試合の
投球が高く評価され、今大会注目の投手に成長した。私もこの試合で初めて名
前を知り、大会ナンバーワン投手と見た。大会前のビッグスリーとの評判の高
い横浜・藤平、履正社・寺島、花咲徳栄・高橋昂投手と比べて、その後の試合
での活躍に注目していた。今井投手は予想通り決勝に進出して、優勝投手とな
った。優勝は今井投手を中心とし、チームの走攻守の総合力の結果でもある。
一人の投手の力だけでは、夏の甲子園を勝ち上がることはできない。かつての
作新学院には、怪物・江川卓投手がいた。地方大会から全国に知られ、「高校
生には打てない」と言われた。昭和48(1973)年に、春の選抜と夏の甲
子園に出場し活躍したが、優勝は果たせなかった。私の記憶では、高校生ナンバ
ーワン投手は江川卓投手だ。
今大会のベスト4は、4チームとも2回戦から出場している15校の中から
で、北海(北海道)、作新学院(本州)、明徳義塾(四国)、秀岳館(九州)が
残った。全土からのベスト4の対決は史上初だろう。私は、北海ではなく聖光
学院(福島)が上がってくると予想し、決勝は作新学院と秀岳館の対決を予想し
ていた。この予想対決の注目は、エース対継投の投手対決を期待していたからだ。
暑い夏の甲子園では、エースの連投は、肩や肘に負担がかかり、疲労の蓄積が大
きくなるマイナス面にある。一方、複数投手の理想的な継投は難しい。負担を考
えると複数の投手が望ましいと言えるが、トーナメントは負ければ終わりだ。
秀岳館が理想的な継投でベスト4へと進出したが、準決勝では継投に失敗し、
北海のエース大西投手に負けた。この大西投手もこの試合(4試合連続完投)が
限界だったと言える。決勝戦の作新学院・今井、北海・大西のエース対決は、
実質的には4回の表の5点で試合が決まったと言える。実力は今井君が勝ってい
たということだ。試合後、大西君は「やり切った」と満足の笑顔だった。
優勝を成し遂げた今井君の「涙の喜び」が彼の気持ちを物語っている。二人の
投手の健闘を心から讃えたい。
昨年の甲子園のベスト4では、東海大相模・小笠原投手(中日)、仙台育英・
平沢内野手(ロッテ)、関東一・オコエ外野手(楽天)、早稲田実業・清宮
内野手(2年生)の将来のスターを輩出した。今井投手は今年のドラフト1位
で指名されるだろう。これらの選手が2020年の東京五輪のメンバーに選ば
れる選手に成長することを、私は期待している。
最大の要因は今井達也投手の成長にあると言える。初戦で尽誠学園(香川)を
完封し、最速151キロのストレートの切れ味が素晴らしかった。その試合の
投球が高く評価され、今大会注目の投手に成長した。私もこの試合で初めて名
前を知り、大会ナンバーワン投手と見た。大会前のビッグスリーとの評判の高
い横浜・藤平、履正社・寺島、花咲徳栄・高橋昂投手と比べて、その後の試合
での活躍に注目していた。今井投手は予想通り決勝に進出して、優勝投手とな
った。優勝は今井投手を中心とし、チームの走攻守の総合力の結果でもある。
一人の投手の力だけでは、夏の甲子園を勝ち上がることはできない。かつての
作新学院には、怪物・江川卓投手がいた。地方大会から全国に知られ、「高校
生には打てない」と言われた。昭和48(1973)年に、春の選抜と夏の甲
子園に出場し活躍したが、優勝は果たせなかった。私の記憶では、高校生ナンバ
ーワン投手は江川卓投手だ。
今大会のベスト4は、4チームとも2回戦から出場している15校の中から
で、北海(北海道)、作新学院(本州)、明徳義塾(四国)、秀岳館(九州)が
残った。全土からのベスト4の対決は史上初だろう。私は、北海ではなく聖光
学院(福島)が上がってくると予想し、決勝は作新学院と秀岳館の対決を予想し
ていた。この予想対決の注目は、エース対継投の投手対決を期待していたからだ。
暑い夏の甲子園では、エースの連投は、肩や肘に負担がかかり、疲労の蓄積が大
きくなるマイナス面にある。一方、複数投手の理想的な継投は難しい。負担を考
えると複数の投手が望ましいと言えるが、トーナメントは負ければ終わりだ。
秀岳館が理想的な継投でベスト4へと進出したが、準決勝では継投に失敗し、
北海のエース大西投手に負けた。この大西投手もこの試合(4試合連続完投)が
限界だったと言える。決勝戦の作新学院・今井、北海・大西のエース対決は、
実質的には4回の表の5点で試合が決まったと言える。実力は今井君が勝ってい
たということだ。試合後、大西君は「やり切った」と満足の笑顔だった。
優勝を成し遂げた今井君の「涙の喜び」が彼の気持ちを物語っている。二人の
投手の健闘を心から讃えたい。
昨年の甲子園のベスト4では、東海大相模・小笠原投手(中日)、仙台育英・
平沢内野手(ロッテ)、関東一・オコエ外野手(楽天)、早稲田実業・清宮
内野手(2年生)の将来のスターを輩出した。今井投手は今年のドラフト1位
で指名されるだろう。これらの選手が2020年の東京五輪のメンバーに選ば
れる選手に成長することを、私は期待している。