最後に「中国問題」を書く。池上さんが、「歴史の流れ」に沿って、ざっく
り解説。この「ざっくり」が大事なことだ。国を知るためには、イメージでは
駄目だ。「歴史」や「文化」と「地理」から入らなければ見ることはできない。
何事も現象だけを見ていてはわからない。「本質」に迫らなければならない。
これが「普遍的原理」である。
中国には56の民族がいるという。その90%が「漢民族」である。10%
の他の「少数民族」が占めている土地(5自治区)が45%であるという。
中華人民共和国の「中華」とは、世界の「中心」との意味だ。
これを具体的に言うと、中国は「古代文明国」の一つである。東アジア世界で、
中国は「文化的先進国」で、対立する高度な文化を持つ民族がなかったので、
世界(アジア)の中心にあり、百花の咲きほこるような文化国、つまり中華で
あると説明してほしかった。「中」はわかっても、「華」への理解が及んでい
ない。簡単に言うと、「華」とは「文化」である。つまり、「中華」とは
「(アジアの)文化の中心」となる。
「漢民族」のかつての栄光を背をっている。イスラム国にしても、国ではない
のに、16世紀のオスマン帝国時代の栄光を夢見ている。日本の近代史から、
朝鮮、中国、アジアへ進出し、領土を広げようとしてきた歴史がある。
鎌倉時代には、日本は「蒙古帝国」の襲来を恐れていたのだ。それぞれの国
に「歴史」があることと「地理的位置」のこと。そのことを知らなければ理
解できない。日本の歴史は「島国」であるが故の功罪がある。この
「地理的条件」を視点にする教育学者の貝塚茂樹教授の見方はわかりやすい。
(中国と日本)
「清王朝」(1616-1912)1840年のイギリスとの「アヘン戦争」
の敗北によって、中国最後の「王朝国家の崩壊」の危機に追い込まれた。
「辛亥革命の結果「清王朝」が倒れた後、1912年中国最初の共和制政体として
成立した国が、中華民国である。28年中国国民党が国民政府を樹立、全国を
統一したが、第二次大戦後共産党との内戦に敗れ、49年本土を離れて
台湾に移った。(広辞苑)
中華民国国民党政権を革命によって倒し、1949年10月1日、中国に成立
した共和国。「中国共産党」の指導のもとに、全国人民代表大会を国家権力の
最高機関とする。社会主義体制を標榜しつつ、70年代末から経済改革・
対外開放を推進、近年発展が著しい。(中華人民共和国・広辞苑)
1937年(昭和12年・盧溝橋事件を契機とする日本の全面的な中国侵略戦争)
多数派の国民党と共産党が連携(国共合作)してに日中戦争へと。(池上解説)
第二次世界大戦での日本敗戦後、国民党が腐敗し、共産党の躍進によって、
「共産党と国民党」の対立が生じ、ソ連の軍事支援を受けて共産党が勝利し、
「共産党独裁政権」が成立する。国民党が台湾へ脱出。
* ① 中国共産党(毛沢東)ーー中国 (社会主義)ー 中華人民共和国
* ② 中国国民党(蒋介石)ーー台湾 (資本主義)ー 中華民国
1)「一国二制度」(50年間)
+「香港」がイギリスから返還、「マカオ」がポルトガルから返還された。
+ 現在、共産党官僚の汚職摘発による経済変化が起きている。
2)1971年国連決議で「中華人民共和国」を承認。
+ 日本の立場 ー 1978年、日中平和友好条約(中国)、
台湾(資本主義)との友好関係の維持
+ アメリカの立場(資本主義)ー take notes (留意する)
<中国>
① 毛沢東主席時代 「平等に貧しい」
+ 「毛沢東」の大躍進政策(農業政策、鉄鉱政策)の失敗。
+ 1966年~ 文化大革命(中国の政治・思想・文化闘争)
+ 毛沢東の死後、4人組の逮捕。 77年に終了宣言。
+ 大飢饉(3000万人餓死)、大不景気
② 鄧小平主席時代 「経済発展」
+「鄧小平」1978年 「社会主義市場経済」を導入
+ 共産党支配下での「生産責任体制」の確立による「自由化」
+ 改革開放政策で、海外企業誘致し、「世界の工場」へ
+ 1989年 天安門事件(学生による民主化運動を軍隊が制圧)
+ 以降、反日教育による「愛国政策」
+ エネルギー資源の獲得にアフリカへ
+ 労働者、技術者を連れていく チャイナタウン(中国人100万人)
+ 資源国への多額な融資
+ 2008年 北京オリンピック 1964年 東京オリンピック
+ 2010年 上海万博 1970年 大阪万博
40年前の日本を手本にしている
+「中国経済は日本に40年ほど遅れて発展している」
拡大する都市と農村の格差、国有企業の杜撰な経営体質
テロや暴動が絶えない少数民族問題、要人たちの不正蓄財・・・・。
丹羽宇一郎著「中国の大問題)
* 中国経済の停滞
一人っ子政策の見直し、高齢化、労働人件費の値上がり
参入企業が工場を移転、中国経済に急ブレーキ、
中国への輸出品が売れなくなり、世界的株安問題の要因
* 北朝鮮に対する立場
① 北朝鮮は緩衝地帯(朝鮮統一、アメリカ軍駐留を恐れる)
② 北朝鮮の難民対策(流入を防ぎたい)
弱者(北朝鮮)に脅迫されている
南シナ海南部のスプラトリー(南沙)諸島への中国の海洋進出に脅
威を感じているのが、日本、アメリカ、アジア周辺諸国。
り解説。この「ざっくり」が大事なことだ。国を知るためには、イメージでは
駄目だ。「歴史」や「文化」と「地理」から入らなければ見ることはできない。
何事も現象だけを見ていてはわからない。「本質」に迫らなければならない。
これが「普遍的原理」である。
中国には56の民族がいるという。その90%が「漢民族」である。10%
の他の「少数民族」が占めている土地(5自治区)が45%であるという。
中華人民共和国の「中華」とは、世界の「中心」との意味だ。
これを具体的に言うと、中国は「古代文明国」の一つである。東アジア世界で、
中国は「文化的先進国」で、対立する高度な文化を持つ民族がなかったので、
世界(アジア)の中心にあり、百花の咲きほこるような文化国、つまり中華で
あると説明してほしかった。「中」はわかっても、「華」への理解が及んでい
ない。簡単に言うと、「華」とは「文化」である。つまり、「中華」とは
「(アジアの)文化の中心」となる。
「漢民族」のかつての栄光を背をっている。イスラム国にしても、国ではない
のに、16世紀のオスマン帝国時代の栄光を夢見ている。日本の近代史から、
朝鮮、中国、アジアへ進出し、領土を広げようとしてきた歴史がある。
鎌倉時代には、日本は「蒙古帝国」の襲来を恐れていたのだ。それぞれの国
に「歴史」があることと「地理的位置」のこと。そのことを知らなければ理
解できない。日本の歴史は「島国」であるが故の功罪がある。この
「地理的条件」を視点にする教育学者の貝塚茂樹教授の見方はわかりやすい。
(中国と日本)
「清王朝」(1616-1912)1840年のイギリスとの「アヘン戦争」
の敗北によって、中国最後の「王朝国家の崩壊」の危機に追い込まれた。
「辛亥革命の結果「清王朝」が倒れた後、1912年中国最初の共和制政体として
成立した国が、中華民国である。28年中国国民党が国民政府を樹立、全国を
統一したが、第二次大戦後共産党との内戦に敗れ、49年本土を離れて
台湾に移った。(広辞苑)
中華民国国民党政権を革命によって倒し、1949年10月1日、中国に成立
した共和国。「中国共産党」の指導のもとに、全国人民代表大会を国家権力の
最高機関とする。社会主義体制を標榜しつつ、70年代末から経済改革・
対外開放を推進、近年発展が著しい。(中華人民共和国・広辞苑)
1937年(昭和12年・盧溝橋事件を契機とする日本の全面的な中国侵略戦争)
多数派の国民党と共産党が連携(国共合作)してに日中戦争へと。(池上解説)
第二次世界大戦での日本敗戦後、国民党が腐敗し、共産党の躍進によって、
「共産党と国民党」の対立が生じ、ソ連の軍事支援を受けて共産党が勝利し、
「共産党独裁政権」が成立する。国民党が台湾へ脱出。
* ① 中国共産党(毛沢東)ーー中国 (社会主義)ー 中華人民共和国
* ② 中国国民党(蒋介石)ーー台湾 (資本主義)ー 中華民国
1)「一国二制度」(50年間)
+「香港」がイギリスから返還、「マカオ」がポルトガルから返還された。
+ 現在、共産党官僚の汚職摘発による経済変化が起きている。
2)1971年国連決議で「中華人民共和国」を承認。
+ 日本の立場 ー 1978年、日中平和友好条約(中国)、
台湾(資本主義)との友好関係の維持
+ アメリカの立場(資本主義)ー take notes (留意する)
<中国>
① 毛沢東主席時代 「平等に貧しい」
+ 「毛沢東」の大躍進政策(農業政策、鉄鉱政策)の失敗。
+ 1966年~ 文化大革命(中国の政治・思想・文化闘争)
+ 毛沢東の死後、4人組の逮捕。 77年に終了宣言。
+ 大飢饉(3000万人餓死)、大不景気
② 鄧小平主席時代 「経済発展」
+「鄧小平」1978年 「社会主義市場経済」を導入
+ 共産党支配下での「生産責任体制」の確立による「自由化」
+ 改革開放政策で、海外企業誘致し、「世界の工場」へ
+ 1989年 天安門事件(学生による民主化運動を軍隊が制圧)
+ 以降、反日教育による「愛国政策」
+ エネルギー資源の獲得にアフリカへ
+ 労働者、技術者を連れていく チャイナタウン(中国人100万人)
+ 資源国への多額な融資
+ 2008年 北京オリンピック 1964年 東京オリンピック
+ 2010年 上海万博 1970年 大阪万博
40年前の日本を手本にしている
+「中国経済は日本に40年ほど遅れて発展している」
拡大する都市と農村の格差、国有企業の杜撰な経営体質
テロや暴動が絶えない少数民族問題、要人たちの不正蓄財・・・・。
丹羽宇一郎著「中国の大問題)
* 中国経済の停滞
一人っ子政策の見直し、高齢化、労働人件費の値上がり
参入企業が工場を移転、中国経済に急ブレーキ、
中国への輸出品が売れなくなり、世界的株安問題の要因
* 北朝鮮に対する立場
① 北朝鮮は緩衝地帯(朝鮮統一、アメリカ軍駐留を恐れる)
② 北朝鮮の難民対策(流入を防ぎたい)
弱者(北朝鮮)に脅迫されている
南シナ海南部のスプラトリー(南沙)諸島への中国の海洋進出に脅
威を感じているのが、日本、アメリカ、アジア周辺諸国。