プロ野球ファンに、プレーの奥の観戦術を提供してくれるのが、仁志敏久
著の「プロ野球見えないファインプレー論」だと思う。
野球ファンだけでなく、少年野球・高校野球の選手や親と指導者の人に、
読むことを薦めたい本だ。
私の孫(8歳)も少年野球チームに入ってから、約半年が経過した。やっ
とキャッチボールができるようになってきた。長男がよく相手をしている。
私も相手をしてみたが、随分上達してきている。ボールへの恐怖心がとれて
きたようだ。土日・祝日は練習と試合に出かけている。楽しいようだ。何に
でも「めんどくさい」が口癖になっているが、野球に関しては言わない。
興味を持つきっかけが何かわからないが、サッカーではなく野球を選んだ。
今は野球をする子どもも少なく、場所探しも難しいようだ。親も送り迎えを
含めて大変だ。
仁志敏久氏は、2014年にU12の全日本代表監督に就任し、ジュニア
世代育成・指導をしている。仁志さんは「子供を見ていると、その先に透け
て親が見えてきます。・・・これは家庭だけのことだけではなく、実は野球
にもよく出るのです。」と書いている。確かに、子どもは背景にある親や指
導者の影響を受けている。幸いなことに、私の孫は、野球が”好き”で、
野球を通して外での生活面でプラスになっているようだ。誘ってくれた同級
生は上手で、4年生よりも上手いくらいだと長男は言っているが、孫も意識
しているようだ。目標を持ち、競争する気持ちが大切だ。仁志さんは「指導
の基本は次のステージを考えるということ」だと。長いスパンでとのことだ
ろう。成長度はひとり一人違う。
9回の裏の逆転サヨナラ打や、ピンチでのスーパープレーに、私たちファン
は感動し、大喜びするものだが、「一見平凡なプレーの裏にも高い技術があ
る」簡単に見えるプレーの裏側に隠されていることに焦点を当てて解説して
いるのが本書である。
水面下にある「準備」の大切さ。「フィジカル」(肉体)と「メンタル」
(思考)の二つに大別することが出来ると。「準備」は、何事にも当てはまる
原理だろう。具体的な課題を持って準備することの大切さ。失敗という経験を
糧に成長できるのが人だ。「失敗は成功のもと」との格言があるが、同じ失敗
を繰り返さない工夫と不断の努力しか成功する道はないと言える。「失敗」は
「成功」で上書きするしかないと。「達成感」が自信を生む。自信が大切な所
以だ。目標が高ければ高いほど、その繰り返しではないか。諦めたら終わりだ。
仁志さんは、「メンタル」の準備を「頭の整理」と言い換ている。試合前に、
あらゆる角度からシミレーションを行なっているのがプロだと。そこにはデータ
の分析も不可欠になる。試合では、「流れ」の中で正しい状況判断が自分ででき
なければならない。あくまでもデータは傾向性を知るための準備であり、試合で
は瞬時の判断力が求められる。その瞬間の判断力が目に見えないファインプレー
を生むことになると。「当たり前の幅」を広げることで名手が生まれると。
守備では、よく「球際に強い」との言葉で表現されることが多い。打撃では、
「勝負強い」ことだと私は理解している。名手とは守備範囲が広く、ほとんど
ミスがない選手。好打者とはヒットゾーンが広く、チャンスを作り、広げるこ
とのできる打者である。強打者はチャンスに強く得点力のある打者と言えるだ
ろう。打率3割で一流の好打者と言われるが、7割はミスをしていることにな
る。投手の立場からは、特定の打者に3割打たれていると、相当打たれている
との印象を持つものだと聞く。投手と打者の駆け引きが野球のもつ面白さだろ
う。投手を助けるのが野手の守備力だが、得点がなければ勝つことはできない。
「野球は、”守備”と”攻撃”の形が全く異なるスポーツである。打球をさば
いて送球する技術と、ピッチャーの球をバットで弾き返す技術は、次元が異な
る。この二つの技術が求められるのが野球である。ピッチャーはバッターに向
かって”攻めている”、また内野手も外野手もアウトを取るためにアグレッシブ
に打球に飛びつく。ピッチャーもバッターも攻撃の形や種類が違うだけで、手段
を変えてお互いに攻め合っている、いわば全員が攻めているスポーツだと言えま
す。」と仁志さんは書いている。点を取るか、取られるかの戦いが、イニングの
表と裏で別れていて、攻守が連続していなのが野球の特徴と言える。「間」のあ
るチームスポーツでもある。テンポや観察と集中力の高さが求められる。
「投げる」「打つ」「走る」「守る」という一見単純なプレーの中に、高度な
技術が求められ、ファンを魅了するのがプロ野球だ。本書で、見えない部分を
知れば、観戦の楽しみ方の幅が広がることを教えられる。
著の「プロ野球見えないファインプレー論」だと思う。
野球ファンだけでなく、少年野球・高校野球の選手や親と指導者の人に、
読むことを薦めたい本だ。
私の孫(8歳)も少年野球チームに入ってから、約半年が経過した。やっ
とキャッチボールができるようになってきた。長男がよく相手をしている。
私も相手をしてみたが、随分上達してきている。ボールへの恐怖心がとれて
きたようだ。土日・祝日は練習と試合に出かけている。楽しいようだ。何に
でも「めんどくさい」が口癖になっているが、野球に関しては言わない。
興味を持つきっかけが何かわからないが、サッカーではなく野球を選んだ。
今は野球をする子どもも少なく、場所探しも難しいようだ。親も送り迎えを
含めて大変だ。
仁志敏久氏は、2014年にU12の全日本代表監督に就任し、ジュニア
世代育成・指導をしている。仁志さんは「子供を見ていると、その先に透け
て親が見えてきます。・・・これは家庭だけのことだけではなく、実は野球
にもよく出るのです。」と書いている。確かに、子どもは背景にある親や指
導者の影響を受けている。幸いなことに、私の孫は、野球が”好き”で、
野球を通して外での生活面でプラスになっているようだ。誘ってくれた同級
生は上手で、4年生よりも上手いくらいだと長男は言っているが、孫も意識
しているようだ。目標を持ち、競争する気持ちが大切だ。仁志さんは「指導
の基本は次のステージを考えるということ」だと。長いスパンでとのことだ
ろう。成長度はひとり一人違う。
9回の裏の逆転サヨナラ打や、ピンチでのスーパープレーに、私たちファン
は感動し、大喜びするものだが、「一見平凡なプレーの裏にも高い技術があ
る」簡単に見えるプレーの裏側に隠されていることに焦点を当てて解説して
いるのが本書である。
水面下にある「準備」の大切さ。「フィジカル」(肉体)と「メンタル」
(思考)の二つに大別することが出来ると。「準備」は、何事にも当てはまる
原理だろう。具体的な課題を持って準備することの大切さ。失敗という経験を
糧に成長できるのが人だ。「失敗は成功のもと」との格言があるが、同じ失敗
を繰り返さない工夫と不断の努力しか成功する道はないと言える。「失敗」は
「成功」で上書きするしかないと。「達成感」が自信を生む。自信が大切な所
以だ。目標が高ければ高いほど、その繰り返しではないか。諦めたら終わりだ。
仁志さんは、「メンタル」の準備を「頭の整理」と言い換ている。試合前に、
あらゆる角度からシミレーションを行なっているのがプロだと。そこにはデータ
の分析も不可欠になる。試合では、「流れ」の中で正しい状況判断が自分ででき
なければならない。あくまでもデータは傾向性を知るための準備であり、試合で
は瞬時の判断力が求められる。その瞬間の判断力が目に見えないファインプレー
を生むことになると。「当たり前の幅」を広げることで名手が生まれると。
守備では、よく「球際に強い」との言葉で表現されることが多い。打撃では、
「勝負強い」ことだと私は理解している。名手とは守備範囲が広く、ほとんど
ミスがない選手。好打者とはヒットゾーンが広く、チャンスを作り、広げるこ
とのできる打者である。強打者はチャンスに強く得点力のある打者と言えるだ
ろう。打率3割で一流の好打者と言われるが、7割はミスをしていることにな
る。投手の立場からは、特定の打者に3割打たれていると、相当打たれている
との印象を持つものだと聞く。投手と打者の駆け引きが野球のもつ面白さだろ
う。投手を助けるのが野手の守備力だが、得点がなければ勝つことはできない。
「野球は、”守備”と”攻撃”の形が全く異なるスポーツである。打球をさば
いて送球する技術と、ピッチャーの球をバットで弾き返す技術は、次元が異な
る。この二つの技術が求められるのが野球である。ピッチャーはバッターに向
かって”攻めている”、また内野手も外野手もアウトを取るためにアグレッシブ
に打球に飛びつく。ピッチャーもバッターも攻撃の形や種類が違うだけで、手段
を変えてお互いに攻め合っている、いわば全員が攻めているスポーツだと言えま
す。」と仁志さんは書いている。点を取るか、取られるかの戦いが、イニングの
表と裏で別れていて、攻守が連続していなのが野球の特徴と言える。「間」のあ
るチームスポーツでもある。テンポや観察と集中力の高さが求められる。
「投げる」「打つ」「走る」「守る」という一見単純なプレーの中に、高度な
技術が求められ、ファンを魅了するのがプロ野球だ。本書で、見えない部分を
知れば、観戦の楽しみ方の幅が広がることを教えられる。