混戦のセリーグが終わりを告げた。2日、ヤクルト14年ぶり7回目の優勝

が決まった。延長11回、雄平選手のサヨナラタイムリーでの勝利だ。

真中監督(44歳)就任1年目での快挙だ。2年連続最下位からの優勝である。

今年のセリーグの混戦の最大の要因は、巨人の主力の打撃不振による得点力の

なさにあると思っている。その兆候は昨年度から見られたことだ。優勝したが、

クライマックスシリーズで阪神に敗れ、日本シリーズへと進出できなかった。

今シーズンはこの課題を解決することができなかった。シーズンを通じて、

連敗が多く、連勝も続かないまま勝率5割程度で推移したシーズンである。

 ヤクルトは生え抜きの選手が成長し、攻撃力を中心としたチームとなった。

2番川端、3番山田、4番畠山の3選手の活躍が見事だ。V決定(141試合)

時、川端慎吾選手は最多安打(194)・首位打者(.338)のタイトルが

当確、山田哲人選手は最多本塁打(37)・最多盗塁(34)・最多得点

(116)、畠山和洋選手は最多打点(105)が確定している。MVPは

山田選手だと私は考える。14年前の優勝選手で野球解説者の稲葉篤紀氏は、

川端選手だと言っているが。今年のセリーグの混戦の象徴は、5月の9連敗、

6月に5連敗で最下位に低迷したヤクルトが優勝し、前半戦首位に立った

DeNAが最下位に終わったことにある。9月18日まで首位・ヤクルトから

4位・広島まで3.5ゲーム差の混戦からヤクルトが最終盤で抜け出した。

9月のMVPは5戦5勝の石川雅規投手だ。今年の勝因は、リリーフ陣が安定

したことにある。抑えのバーネット投手の活躍も光る。先発陣が手薄の中で、

館山昌平投手がけがから復活(6月下旬)した時に、館山投手の活躍次第で

優勝のチャンスがあると予想していた。11試合に登板し、6勝3敗の成績を

残した。3位になるのは阪神か広島か最終戦までもつれ込みそうだ。

クライマックスシリーズでヤクルトに挑戦するチームは決まっていない。

巨人がヤクルトに挑戦し、昨年の雪辱をはらすことを期待している。