8月の戦いが終わった。予想通りの大混戦だ。AクラスとBクラスの色分け

はできたようだ。7月終了時に予想した通り、阪神、ヤクルト、巨人のV争い

の様相だ。3チーム共に連勝と連敗を繰り返し、抜け出せない。残り試合の数

が問題になってくるようだ。阪神が投打のバランスがやや良いために、首位に

いるが、打力の良いヤクルトとのゲーム差2の首位攻防戦で負け越した。

ヤクルトは、8月最後の6連戦で、巨人に3連勝し、阪神に勝ち越した。

巨人は打力が振るわず得点が取れないために、阪神に3連勝の後、5連敗した

が、中日戦で3連勝して、V争いに残っている。今年ほど、同一カードの3連勝、

3連敗が生じることは珍しい現象だろう。交流戦でパリーグに大敗し、上位の

チームが勝率5割前後のために、大混戦のペナントレースが展開された。

過去形を使ったのは、全球団の混戦レースは終わり、3球団による混戦となって

いるからだ。ゲーム差は1だ。9月の終盤の試合までもつれこむだろう。

残り試合が、阪神25、ヤクルト23、巨人21で、貯金は首位阪神の5、

ヤクルトと巨人が3だ。プロ野球史上初めての現象で、予想は難しい。

 過去の優勝の勝率を調べて見た。5割4分を切っているのは少ない。1973

年、巨人・V9達成の0.524、1975年、阪急の0.520、1992年、

ヤクルト0.531、1994年、巨人0.538である。

 優勝ラインを75勝と仮定すると、0.532である。三つ巴の戦いになって

いるので、この数字より下がる可能性が大きいのではないか。残り試合数が多く、

首位に立っている阪神がやや有利だろうか。2005年以来の優勝がかかって

いる。ヤクルトは2001年の優勝以来であり、巨人はリーグ4連覇がかかる。

 パリーグの焦点は、西武とロッテのCS進出の3位争いで、勝率が5割に届

くかどうかである。ソフトバンクが0.679の驚異的な勝率で、優勝は時間の

問題である。2位の日本ハムも0.586の勝率だ。関心は個人タイトル争いだ。

柳田悠岐選手(ソフトバンク)の活躍に注目している。セリーグの注目は、山田

哲人選手(ヤクルト)だ。山田選手はチーム内に、打率、打点にライバルがいる。

ホームランのタイトルは確実である。だからチームがV争いをしているのだ。

柳田・山田選手共に、打力、走力に優れ、トリプルスリーを達成しそうだ。柳田

選手のフルスイングと山田選手のスイングスピードは魅力がある。

トリプルスリーは、プロ野球80年で8人だけの偉業だ。2002年の松井稼頭央

選手(元・西武)以来でていない。

 野球解説者の小早川毅彦氏は「セリーグの野球の質が落ちている。ミスが多く

抜け出すチームは最後までないだろう。」と語っている。素人の私が見ていても

同じような感想を持っている。私としては、巨人の優勝を望んでいるが、厳しい

との思いは変わらない。主力の阿部・坂本・長野・村田選手の活躍次第であるの

だが。この主力選手が機能しなかった故の今の成績だから。ペナントレースも

大詰めを迎えている。最後に笑うのは3チームのどこであろうか。