政治家の発言の責任に疑問を感じざるを得ない。最近では、礒崎首相補佐官

の発言や自民党を離党した武藤議員の発言からも、政治家としての資質に問題

があると感じていたことである。政治家は、自身の発言に責任を持つことは当

然である。そうでなければ、私たち国民に「政治不信」を助長するだけである。

 維新の党を離党した橋下徹大阪市長は、「大阪維新の会で国政政党をやる。

年内にはしっかりとその道筋をつけていきたい」と新党結成の方針を表明し、

大阪都構想「住民投票の再挑戦」を目指すと表明のニュースに驚いている。

去る5月17日の投票で結果が出ているはずだ。その結果を受けての会見で、

市長の任期が終わったら政治家を引退すると笑顔で表明していたことは印象深い。

もう一度政治家にとの可能性に対する質問に対して「ないですよ。まず一つは

住民のみなさんの気持ちをくみとれていなかった。負けるんだったら仕掛ける

べきじゃない。その判断が間違っていた。政治家としてはいちばんだめです。

それから、僕みたいな政治家はワンポイントリリーフ。課題が出た時に解決する

実務家。政治家の原理原則はきらわれちゃいけない。敵を作る政治家はワンポイ

ントリリーフ。必要とされて、いらなくなれば交代。権力は使い捨てがいちばん

健全です。でも僕みたいなスタイルで8年やらせてもらった。」との発言に潔さ

を感じた。しかし本音ではなかったようだ。その3か月後に、橋下新党を立ち上

げると表明したことに唖然としている。

 人間社会の基本は、「信用」と「信頼」で成り立つと考える。そのためには、

自身の発言に「責任」を持つことと「約束」を守ることが大事である。私が一人

の人間として心がけてきたことは、この「責任」と「約束」である。この言葉

を大事にしなければ、「信頼関係」が成り立たないと、私は考えている。