今シーズンのセリーグの混戦は、プロ野球史上初めてのことであり、誰も予想しなかった

展開であろう。オールスターゲーム前の時点で、DeNAが勝率5割のトップで折り返した。

このことも想定外のことであった。他の5球団は5割を切り、団子状態の大混戦であった。

交流戦でパリーグに大きく負け越したための現象であるが、チームのコンディションに差が

つかなかったと言える。連勝しても、同じく連敗もしているために、いわゆる貯金ができな

い。 DeNAが前半戦で大健闘したが、交流戦で失速した。貯金を使い果たしてしまった。

巨人も大きく負け越し5割を切った。各球団のファンにとっては、優勝するチャンスがあり、

応援に力が入っている。DeNAと広島が観客動員数が増えているとのことだ。

 私は巨人ファンであるので、巨人の試合はほとんどテレビで観戦しているが、見ていて

疲れる試合ばかりである。シーズン前から打線に不安を感じていた。打線の軸になる選手

が活躍できるかどうかが問題になるだろうと。その代表は阿部選手である。阿部選手の後任

のキャプテンになった坂本選手が主軸としての活躍を期待しているのだが。主軸はホームラン

を30本以上は打ってほしい。投手陣では、リリーフの山口投手がキーになるだろうと思って

いた。育成選手出身で毎年頑張ってきたことを高く評価している。金属疲労が心配だ。

それが防御率に表れている。ボールの切れが落ちているようだ。エースの菅野投手は活躍する

とは思っていたが、先発の投手陣の顔ぶれは予想していないメンバーになった。新人の高木勇人

投手とポレダ、マイコラスの両外国人投手がローテーションに入った。昨年と同じ先発陣では

厳しいと予想していたので、新戦力投手が機能したので、現在の位置にいられる。問題は打撃力

である。チーム打率が12球団ワーストである。

 野球は投手がポイントであるが、点を取らなければ勝てないスポーツだ。プロ野球は、

シーズンで6割勝てればよく、4割は負けても優勝できるのである。アマ野球は、トーナメント

であるために、負ければ終わりである。高校野球の魅力は、目前の試合での必死の全力プレイ

にある。それ故に強者が勝つとは限らない。プロはシーズンを通しての戦いである。

今年のセリーグは、5割5分前後が優勝ラインになるのではないか。

 昨日までの巨人VSDeNA3連戦の結果で、セリーグの今後の見通しが立つように感じていた。

結果は2試合のサヨナラ勝ちを含む巨人の3連勝に終わった。今後は、ヤクルトの戦いがキーに

なると見ている。山田選手の活躍は素晴らしい。MVP級の働きをしている。ソフトバンクの柳田選

手と共に注目の打者である。二人とも、3割・30本塁打・30盗塁のトリプルスリーの可能性

が高い。6球団の団子状態からヤクルト、巨人、阪神の3球団の優勝争いになると予想する。

8月の各球団26試合の結果次第だと思うが、7月までのチーム状態を考えると、最後までもつ

れるのではないかと思う。

 一方のパリーグは、ソフトバンクの優勝は間違いないだろう。投手力と打撃力共に他の球団を

圧倒している。今年はベストの状態と言える。2年前の巨人と同じであろう。主力選手の故障が

なければ、日本シリーズ連覇の可能性も高いのではないか。