イチローが、米大リーグ・フロリダマーリンズと1年契約を結び、東京都内で記者会見を行った。米大リーグの契約が日本で行われることは異例のことであり、イチローは「ただただ恐縮している」と発言した。

 イチローは私の長男(41歳)と同世代である。日本のプロ野球で大活躍し、米大リーグのシアトルマリナーズで大活躍した日本の誇る偉大なプレーヤーであり、私も個人的に注目してきた選手である。イチローは、独自の野球哲学を持っている選手だと感じている。

 会見で「選手として必要としてもらえることは何よりも大切なもので、大きな原動力になる」と語った。人は必要とされることに生きがいを感じるものだ。

 マーリンズには正外野手が3人そろい、”第4の外野手”となるようだが、レギラーの機会はあると思うので、結果を残して挑戦してほしいと思う。

 記者会見で、マーリンズでスタートを切るありのままの心境を聞かれ、「球団のやたらと熱い思いが伝わってきて、この思いに応えたいという気持ちが、実際に(球団幹部と)顔を合わせて話をして大きく湧いてきた。僕がこの2年間欲していたものは、これだったんではないかと思っている」とイチローらしい発言であった。

 新天地では、あと156本に迫っている大リーグ通算3000安打達成に期待がかかるが、イチローは「チャンピョンになることや、節目の数字をクリアすることは大事だが、それがすべてではない」「40を超えて現役でいることは、僕にとっては大事なこと。
この先、野球を続ける中で哲学が僕自身の中から生まれてくることを期待している」と語っている。

 40歳頃は普通の人でもいろいろな意味で節目になってくる。私が、健康上の問題が発生したのもこの年齢である。膵炎、十二指腸潰瘍、胃潰瘍による病気が発生した。入院することはなかったが、点滴治療とカロリー制限で治癒した経験を思い起こす。

 私は、単なる野球ファンではあるが、長い間、巨人戦を中心にプロ野球を見てきた。松井秀喜は、40歳前で引退した。私の世代のスーパースターの長嶋茂雄・王貞治もそうであった。

 イチローは「応援して下さいとは言わない。応援される選手であるように努力し続けたい」との思いが強い。イチローには頑張って結果を残すとともに、イチローらしいプレーを期待している。