オールスターゲーム前の前半戦が終了した。今季は、まれに見る混戦となっている。まさに投高打低で、各チーム共に、得点力の不足の試合が目立った。

 前半戦を巨人が首位で折り返した。46勝38敗5分の.548。2位の広島43勝37敗4分の.538(ゲーム差1)。3位がDeNAの45勝42敗1分の.517(ゲーム差2.5)。4位が阪神の43勝42敗5分の.506(ゲーム差3.5)。5位の中日、6位のヤクルトである。上位4チームのV争いになるだろう。

 上位4チームの中で、DeNAが得点(308)、本塁打(61)でトップ。広島が失点(205)でトップ。巨人は、得点(261)、失点(228)、本塁打(49)となっている。オールスター直前の10数試合で、投打のバランスが良くなった巨人が首位で折り返した。

 私は、テレビで巨人戦しか見ていないので、他球団のことはよくわからない。上記の成績が、セリーグの状況を物語っている。この状況は、最後まで続くと予想される。

 前半戦の巨人に関しては、投手陣の頑張りが首位での折り返しの最大の要因である。先発陣では、戸郷・山崎伊織・菅野・グリフィンの4投手の活躍。リリーフ陣では、船迫・高梨・ケラー・バルドナード・泉・大勢の6投手の活躍が著しい。序盤の西舘の活躍も称賛できる。

 打者では、一番に起用されてからの丸の活躍が著しい。4番の岡本の活躍次第で得点に影響した。最大の誤算は、坂本勇人の不振である。門脇の不振も大きい。若手の外野手が成長していない。安定して攻守に頑張っているのが吉川だ。捕手岸田の成長も大きい。

 最大の収穫は、ヘルナンデスの加入と活躍と言っても過言ではない。1番・丸、2番・吉川、3番・ヘルナンデス、4番・岡本、5番・大城の打線が固定されるようになり、得点力が増したと言える。後半戦の打線のキーになるのは、坂本の復調と新外国人のココ・モンテスの活躍になるのではないか。正直、現在の坂本の状態が悪すぎるのが心配だが。ココ・モンテスが、ヘルナンデスのような活躍をしてくれればと期待しているが。攻撃力次第で、Vが見えてくるのではないか。後半戦の勝利を期待し楽しみにしている。

 

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  このブログを書いている時に、大谷翔平の4年連続30号・特大のホームランが出た。打った瞬間の素晴らしい一発だった。右肘のリハビリ中であることを忘れさせるほどの前半戦の大活躍だった。後半戦3試合目で、豪快な一発が出た。三冠王を視野に入る活躍をしている。ワールドシリーズへ向けて、後半戦の大活躍を楽しみにしている。