野村万作・野村萬斎狂言公演 びわ湖ホール 2012.11.11 | gobohsei's Column-Garden

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I am praying it all the time from the bottom of my heart.

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演劇

gobohsei's Column-Garden-野村万作・野村萬斎狂言121111

去る2012年11月11日(日)、びわ湖ホールにて
野村万作・野村萬斎狂言公演『苞山伏』『川上』『釣針』を鑑賞。
2、3年振りだろうか、何かとタイミングが合わず仕舞いだったが、
今年やっと観ることが叶った。

.......11月11
日。1991年のこの日には、『マドモアゼル・モーツァルト』
大阪近鉄劇場にて観劇していた。
主演の土居裕子さんの、伸びやかで素直、柔和であたたかい歌声が
私の中でキラキラと響く感覚が甦る。

兎にも角にも「11月11日」という日に“もうひとつの感激”が
今年2012年に加わったのは至極感慨無量なことであった


(*2012.11.16追記*今日、映画のパンフやチラシを整理していたら、
何と、2010.11.11の映画のチケットの半券が出てきた。
またしても11月11
日。
因みにこの時観た映画は『機動戦士ガンダムUC-episode2 赤い彗星-』だった........。

機動戦士ガンダムUC official Website
http://www.gundam-unicorn.net/world/episode2.html 参照)


 
**********プログラム(演目あらすじ:入場者に配られた冊子より転載)*********

1.解説 野村萬斎(『釣針』 太郎冠者でも出演)
恒例となった、萬斎さんによる演目のレクチャー。
回を重ねる毎に描写の魅力が増しておられるように感ずる。
この解説も、独立したひとつの「演目」として存在しているのも見事だ。
嘗て(丁度『ちりとてちん』が巷で話題に上っている頃だった)、
高座もセッティングされた、落語的スタイルのレクチャーが行われたことも
あり、本当に毎回楽しみなひとときである。

又、『唐相撲』(
Yahoo!百科事典「唐相撲(とうずもう)」
参照)
が演目であった時は、実際に観客も掛け声で上演に参加したこともあった。
「ほうーーじゃぁぁぁ」(唐音<とうおん>:狂言独特の珍妙な中国語)
と物語のクライマックスで舞台も観客席も一斉に叫ぶ。
まるで運動会のようで、久方振りに大勢の人たちと楽しめたひとときだった♪
で、この掛け声をレクチャーにて練習したのである。
「本番」は、十二分に練習の成果が出ていたのではなかろうか。
なかなかの出来栄えと盛り上がりだったと思う。
この演目は登場人物が大勢出て来る上、華やかで賑々しく、
通常の演目よりも上演時間の長い物語。
兎にも角にも凄く楽しめる演目である
(落語で言うならば、『地獄八景亡者戯』<じごくばっけいもうじゃのたわむれ>
となるだろうか。予予、一度観てみたいと思ってはいるが、
なかなか上演されない演目である;)

今回は、「本番」はなかったものの、『釣針』のクライマックスに出てくる
科白の「釣ろうよ、釣ろうよ」の発声の仕方を学ぶことが出来た。
しかしながら、ホントに狂言の発声は難しい;
そう簡単には様にはならない。
改めて、すり足から狂言の基本を学んでみたいと思った程だ。



2・苞山伏
早朝から山に薪取りにきた山人が休んでいると、旅の山伏が通りかかり、
近くで昼寝を始める。さらに通りかかった男は、山人の枕元に置かれた
昼食の藁苞(わらづと)を見つけ食べてしまうが、山人の目を覚ます気配に
慌てて寝た振りをする。まもなく目を覚ました山人は、昼食がなくなっていることに気づき、
男を起こして問いただすと、男は素知らぬ顔で山伏に罪をなすりつける。
あらぬ疑いをかけられた山伏は、真犯人を明らかにすべく祈祷をはじめるが…。
和泉流の専有曲で、狂言には珍しく、推理小説のような味付けの展開が楽しめます。
三人三様の人物設定にもご注目下さい。

とても趣のあるサスペンスドラマであった。
狂言的『古畑任三郎』、といったところだろうか。
上演時間があっという間に過ぎ去った。



3.川上
吉野の里に住む盲目の夫が、霊験あらたかという川上の地蔵に参詣する。
参篭の甲斐あり、早速目が開くが、地蔵のお告げには「連れ添う妻が悪縁ゆえ離別せよ」
という条件があった。それを聞いた妻は腹を立て、地蔵をののしり、
絶対に別れないと言い張る。それを聞いた夫は…。
人間と運命の対峙を鮮やかに描いた異色の名作です。
村万作の、叙情に満ちた円熟味溢れる演技をご堪能下さい。

情緒溢るる中にも、SFやホラー的要素の支配する物語のように感ぜられた。
今回の三演目はそれぞれに「不可思議なる現象」を纏った物語であるが、
この『川上』には<怖さ>のエッセンスも加わっているように思われる。

静かにその<怖さ>はやって来る。

4.釣針
独り身の主人が、同じく妻を持たない太郎冠者と共に妻を得ようと
西宮の夷に参詣すると、西門に置いてある釣針で妻を釣るよう夢のお告げを賜る。
太郎冠者は「釣ろうよ、釣ろうよ」とフシ面白くかけ声をかけながら、
主人の妻に続いて、数人の腰元、さらには自身の妻を釣り上げる。
主人が奥へ入った後、太郎冠者は自分の妻に対面するのだが…。
主人の代わりに次から次へと女たちを釣り上げる、太郎冠者の洒脱な舞が見どころです。
色とりどりの装束に身を包んだ女たちがずらりと並ぶ、華やかな舞台をお楽しみ下さい。
『唐相撲』のような賑々しい演目。
クライマックスの華やかで滑稽なストーリーに思わず苦笑してしまう。

太郎冠者演ずる萬斎さんの迫力のある発声と躍動感のある動きに思わず高揚する^^♪
狂言鑑賞初体験の方には御誂え向きの演目ではなかろうか。


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何と、来年のびわ湖ホールでの上演スケジュールはもう決定しており、
2013年12月15日とのこと。至極楽しみである
!!
.......
萬斎さんと同年代故(萬斎さんは5ヵ月程先輩ではありますが)、とても親近感を
持っている反面、雲泥の差の立場に改めて自身を情けなく思う今日この頃である。


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■万作の会
http://www.mansaku.co.jp/index.html


■『のぼうの城
』Official Website
http://nobou-movie.jp/
壮大且つ、戦を描いているにも拘わらず何だかとても楽しそうな作品。
時間を作って是非共映画館に足を運びたい


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gobohsei&#39;s Column-Garden-35_bana01
過日、沖縄に行って来た時、ゆいレール(沖縄モノレール)の駅構内に
設置されている「35Three Five COFFEE」のお店に何気なく立ち寄った。
試飲させて頂いたのは、「沖縄サンゴ焙煎コーヒー〔アイランドブレンド〕 ハードロースト」。
とても香ばしく、コーヒー特有の苦味や酸味が緩和されていて飲み易い。
生まれて初めて「ブラックコーヒーを美味しい」と感じた瞬間でもあった。
このお店のコーヒーは、死んでしまった珊瑚で焙煎している沖縄オリジナルコーヒー。
その収益の一部は、珊瑚を増やし護るプロジェクトに役立てられているという。
美味&珊瑚保護である35(サンゴ)COFFEEをお試しあれ。

因みに、当日はハードロースト200g、沖縄産パイナップルの天然酵素で
コーティングされた35コラーゲンコーヒー(ドリップタイプ)、
沖縄産ハイビスカスハーブティー(1g×20ティーバッグ)を購入した。
35コラーゲンコーヒーは、仄かにパイナップルの香りが漂ったまろやかコーヒー、
ハーブティーは、コクのあるハイビスカスの香りと酸味、色がもう堪らない^^♪
(このお店のは少しの量でとても良く抽出出来るのが嬉しいですね!
私は、ハイビスカス&ローズヒップのコンビネーションがとても好きなのですが、
ここのお店のだったらハイビスカスonlyでも楽しめますね♪
しかしながら、ハイビスカスは駅構内のお店限定商品故、
サイトには掲載されていません;
悪しからずご了承下さいませ。)

*参照*
当日頂いたリーフレット
(クリックで拡大)
gobohsei&#39;s Column-Garden-35coffee


 


  gobohsei’s Column-Garden-gobohsei 生きとし生けるもの、地球、宇宙の誠の安寧を衷心より祈念致しますgobohsei’s Column-Garden-gobohsei   
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