ラパン君,センターデフのビスカスカップリング,ロータリーブレードカップリング その② | アニマニさんの なんだかな~な日記

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前の記事からの続きです。

 

私のラパン君,ハンドルをたくさん切ったようなときに,「ギリギリ」とか「ゴリゴリ」とかいう音が床下から聞こえてくるようになりました。

 

もし,この現象で困ったり,心配したり,音が出ているのに乗り続けている人がいましたら,参考になるかもしれないと思って記事にしてみました。

ぜひ読んでみてください。

 

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さて,その修理工場からの電話の内容とは以下のようなものでした。

 

 

「ゴーリーさん,今回壊れてオイルが漏れていたのは,トランスファーという部品でした。」

「中のギヤが壊れて,トランスファーのケールを突き破ったんで,オイルが出てたんですね~。」

「前にも同じ症状でラパンを修理したことがありましたよ。」

「トランスファーだけ直すこともできるんだけど…。」

「センターデフもいかれていて,今回トランスファーもダメになったということは,もう,一気に全部取り替えた方がいいですね。」

「中古部品で安くあげるんだったら,トランスファーからプロペラシャフトとセンターデフも一体のものになってしまうんで,ちょっとお高くなりますね~。」

 

という具合。

 

結局最終的には修理工場の方のおっしゃるとおり,おかしなところは一気に全部中古部品に取り替えました。

中古部品ですから,当然あと何万kmか走ればまたセンターデフがギリギリいいだします。

そうなったらまた我慢してしばらく乗って,トランスファーなどがいかれるようなことがあったら,その時は廃車にして買い換えですね。

そう割り切ることにしました。

残念ながら,この車は長く乗れる車ではありませんね。(お金がたくさんあれば別ですが。)

 

 

で,話はここで終わりません。

今回の故障で,自分なりにちょっと考えてみたことが一つだけ。

 

スズキの4WDの車のセンターデフが弱くて,舗装路でハンドルをたくさん切った時に前後のタイヤの回転差を吸収できなくて「ギリギリ」音が出てしまうということは,スズキさんも保証延長していることではっきりしていますよね。

リコールなら,そのまま放っておくと使用中に大変なことが起きますから,ユーザーに周知しなければなりません。

でも,このセンターデフの弱さは単に音が出るだけなので,ユーザーが危険になることはありません,ということでリコールではなくてただの保証。

スズキのディーラーに出向いて尋ねたり,HPで保証のところを調べたりしない限りはユーザーは無償交換のことは知ることすらできません。

壊れてギリギリと音が鳴っていても,保証のことを知らなければずっと我慢して乗るユーザー(私みたいな人)もきっといるはずです。

 

ところが,このセンターデフの不具合は,単に「音が出るだけ」にとどまらず,車の他の部品にも負担をかけて故障を誘発する原因になっていると考えています。

今回,私のラパン君のトランスファーが壊れてケースを突き破ってオイルを垂れ流したのもその一つです。

 

まずセンターデフが壊れて音が出ます。

音が出るということは,前後のタイヤの回転差を吸収することができなくて,その回転差はセンターデフの中で,ビスカスのプレート同士を無理矢理回転させることで「ギリギリ」「ゴリゴリ」と音が出てしまっているのです。

運転していてハンドルや車体がぎくしゃくするぐらいの「無理矢理さ」を感じるぐらいです。

この「無理矢理さ」は,センターデフだけに力がかかっているのではありません。

前後のタイヤの回転差の力がかかるわけですから,プロペラシャフトをねじる力もかかります。

そして,前の方ではまずトランスファーにこの無理な力が加わります。

後ろの方ではリヤデフに無理な力がかかります。

その他,ドライブシャフトやジョイントなど,全ての駆動系の部品に無理な力がかかってくると考えられます。

そして今回私のラパン君で一番弱かったトランスファー君が耐えきれなくなって破壊されてしまった,と考えられるのです。

 

ということは,スズキでは,このセンターデフの不具合は,ただそれだけのことであって,それに起因する他の部品の故障は一切関知しないよ,ということになりますよね。

 

「走行中にトランスファーが壊れてオイルを垂れ流して走ろうが,そんなことは知ったこっちゃないよ。」

「車のせいじゃないし,メーカーは何も悪くないからね。」

「あんたがそんなに長く乗っていりゃあ,トランスファーの一つも壊れるってもんでぃ!」

「走行中にドライブシャフトが折れたって,俺たちゃあ,これっぽちも悪くねぇ。」

「事故が起きたんじゃあ,そりゃああんたの運転のせいだ。」

「だいたい,センターデフが弱いってだけで,どうしてその他の部品の修理まで面倒見なきゃなんね~んだ?」

「こちとら,センターデフをただで交換してあげようって知らせてんだから,調べもしないで『知りませんでした。』だの『保証期間が過ぎちゃいました。』だの泣き言いったって,なにもしてやんね~からな。」

 

言葉遣いが何やらおかしくなって参りましたが,いちユーザーとしては,メーカーにこう言われているのと同じような気持ちがしてしまうのです。

 

このままいくととりとめがなくなってしまいそうなので,この記事のまとめといきましょう。

 

 

【まとめ】

①スズキの4WDに乗っていて…

②センターデフから異音が出ている方で…

③メーカの保証が…

④切れていない方。

 ※すぐにスズキのディラーに行って,センターデフを無償で交換してもらいましょう。

⑤メーカーの保証切れている方。

 ※そのまま放っておくと,他の駆動系部品が壊れる可能性があります。

 ※今のうちに自費でもいいからセンターデフだけ交換しておいた方がいいですよ。

 

以上。