海外ボクシング週末の結果、ミドル級ウォーズ1stラウンド開戦! | Go↑kunの海外ボクシング記♪

Go↑kunの海外ボクシング記♪

ボクシング…勝者と敗者のあまりにクッキリとしたコントラスト…。魅力的な選手達のバックグラウンド、ボクシングビジネスの側面、プロモーター達の思惑、選手の声、あまり入ってこない海外ボクシング情報を書きたいと思います!宜しくお願い致します!

9月1日にドイツとアメリカでそれぞれ開戦したミドル級トップ戦線の対決!

ニューヨークのターニングストーンカジノでは、トリプルG vs プロクサ、
そしてドイツでは、シュトルム vs ゲールが行われましたね!

先ずはニューヨークのアンダーカード、ミドル級ではありませんが、
ベテランvs新鋭のS.ウェルター級マッチ。

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=56628#ixzz25SX31Cc1

元WBO王者のセルゲイ・ジンジルクがが登場、対戦相手は…
"大きいジョナゴン"ジョナサン・ゴンザレス。

結果は大きく割れてしまいましたが…
117-111ゴンザレス、115-113ジンジルク、そして114-114と三者三様のドロー。

ジンジルクはこれで37勝24KO1敗1分、ジョナゴンは15勝13KO1分。


そしてメインイベントは…ゲナディ"GGG"ゴロフキンが、グジェゴシュ・プロクサを、
5Rでストップ!3度キャンバスに這わせての完勝!

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=56630#ixzz25SXEGGD8

遂に無敗のモンスターがベールを脱いだ感じですなぁ!

GGGはこれで24勝21KO無敗、プロクサは28勝21KO2敗。



http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=56636#ixzz25SXfE8t4

2010年にベルトを獲得して以来5度目の防衛に成功したGGG。
日本の渕上選手も挑戦して完敗を喫しておりましたが…ヤバい強さですなぁ…。

アマ次代にビュテをワンパンチKO、プロ転向後もスパーリングでは…
カネロやアングロを手玉に取ると言われ、
ハードコアなファンの間では、幻想が広がっておりましたが…。

『簡単な試合ではなかったけど、準備は出来ていた。1Rが終わった時点でいけると思った。自分の方が強いと思った。』

『アメリカでのテレビ登場?本当に嬉しい。アメリカでHBOで戦うのが夢だった。嬉しい。』

強烈な印象を残してくれましたな!

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=56663#ixzz25SY2fR1e

どうしたって今後が気になりますね。

『マルティネスvsチャベスJr.の勝者と戦いたい。セルヒオの方が優れたボクサーだけど、フリオの方がデカくて強い。50-50の試合だろう。でもボクシングとはそんなもんだ。マルティネスとも戦いたいしフリオとも戦いたい。』

トレーナーのアベル・サンチェスさん。

『今回HBOで放送されたことは大きいよ。GGGの試合を観てくれたんだし。きっとビッグマッチを組むことに興味を示してくれるはずさ。マルティネスvsチャベスJr.の勝者はGGGと戦わなければならないだろう。彼らはGGG以外のボクサー全員とは戦う表明をしてるけどね。もうアメリカで有名じゃないとは言わせないよ。もう有名になったんだ。』

『まぁどちらかと言えばマルティネス戦の方が確立が高いだろう。トップランクのボブ・アラムがチャベスJr.をGGGと同じリングに上げるとは思えないからね。』

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=56645#ixzz25SXrT2JE

敗れたプロクサも…マルティネスを彷彿とさせる様な優れたボクサーだったですが…。
GGGの圧力に屈しましたなぁ…。

『GGGのパンチはまるでハンマーの様だったよ。俺も出来ることはやったけど上手くいかなかったね。彼を褒めるべきだと思う。彼の方が優れていた。彼の様なファイターと戦えたことは光栄だよ。全てのラウンドを取られていたと思うけど、まだまだ戦いたかったね。最初は何とか耐えられると思ったけど、結局無理だった。毎ラウンド、少しでもペースを乱そうと、色々戦法を変えたんだけど…彼は偉大なファイターだ。』

『少し休むよ。俺にはGGGと戦うことを避けるなんてことは出来なかった。多分今日俺が戦ったのは、ミドル級最強どころか、PFPでも最強レベルだろうね。』

…ハンマーパンチ…。
…PFP最強レベル…。

幻想は膨らみますな(笑)


次はドイツで行われたWBA、IBFの統一戦。シュトルムvsゲール。

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=56617#ixzz25SafvEA1

結果は…12Rスプリットデシジョンで…ゲールがサプライズを起こしました!

116-112でシュトルムが1人、残りの2人は116-112でゲールを支持。

ゲールは28勝15KO1敗、6年振りの敗戦となったシュトルムは37勝16KO3敗2分。



http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=56658#ixzz25SXwi6Py

31歳のオージー、ゲールにとっては間違いなくキャリア最大の勝利ですね!
トレーナーのグラハム・ショーさんも興奮気味。

『間違いなく、彼最高のパフォーマンスだったよ!』

ジャッジも割れましたし、観てる人達の反応も様々だった様です。
ゲールも激闘だったと振り返っております。

『とてもとてもハードな戦いだった。常にプレッシャーをかけて、シュトルムを楽に戦わせないことを考えていたんだ。』

伏兵…と言っては失礼ですが…ミドル級ウォーズに新風を吹き込んだゲール。
夢は膨らみます。

前述のGGGとの対戦、あるいは15日のマルティネスvsチャベスJr.の勝者、
10月には…ヌジカムvsクイリンも予定されていますしね…。

WBAは…12月3日までに…GGGとの対戦を指示しているとか。
トレーナーのショーさんは慎重な姿勢です。

『先ずはテレビの日程を検討しないとダメだ。テレビが付かないと試合は実現しないからね。』

『ダニエル・ゲールは、どんな試合からも1度だって逃げたことはないんだよ。』

『もしかしたらマルティネスvsチャベスJr.の勝者とやれるかも知れない。S.ウェルター級に下げてタイトルを獲って、又ミドルに戻ってくるかも知れない。』

『ここからは俺達が追いかける必要はない。電話がたくさん鳴るんじゃないかな。』

シュトルムからもリマッチの要望が出ているそうです。
しかしここには裏がありまして…契約時に再戦をオプションに含ませようとしたゲール陣営、
これに対して、勝つことを大前提としていたシュトルム陣営は、それを蹴ったそうです(笑)

…。

再戦がすんなりと決まることはなさそうですな。

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=56678#ixzz25SYH9TYx

ニューヒーロー、ゲールは早速母国オーストラリアに帰っている様です。
常に自分でいること、派手な発言はせず有言実行でいたい、その為、メディア受けは悪い、
そして人気も出ないと、若干ボヤいていたゲールさん。

今やWBAとIBFのミドル級統一王者です!

シドニー空港に降り立ったゲールさんの肩には、元々保持していたIBFのベルトのみ…。

『WBAのベルトはシュトルムのモノだったからね。1週間~2週間で届くみたいだよ。』

『IBFを獲った時もそうだったんだ。あの時もドイツから手ぶらで帰ってきた。彼らはチャレンジャーが勝つとは全く思ってないんじゃないかな。』

IBFの指名チャレンジャーは同じオージーの…サム・ソリマン。
WBAは正規王者のGGG、更にはWBCには2人のビッグネーム…。

『僕達にとって大きなチャンスがたくさんあるね。ビッグネームばかりさ!』

『オーストラリアのファン達が求めるなら、サムと試合をしても良いかな。』

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=56689#ixzz25SYN6Ggj

『勿論WBAもIBFも両方キープしたいと思ってるけど、もし何処かでビッグネームと戦えるなら、全ての可能性(返上?)も否定しないよ。』

『一番良い試合を選んでいきたいね。』

『過小評価?気にしないさ。シュトルムは私を過小評価してたんじゃないの?それで結果は出たんだし。』

『簡単な相手を選んだとでも思ったんだろうね。』

チャオー♪♪