↑《赤の大きな室内》

 

「マティス」展

-色、形、線、冒険のはじまり-

@東京都美術館

2023年8月20日(日)まで✨

一般2200円

※日時指定予約制あり。

私は平日の夕方に行ったので、

当日券購入できましたが、

土日祝、会期終盤など、

ネットであらかじめ確認し、

購入した方が安心かもしれません。

 

前回、

「憧憬の地ブルターニュ」展、

「ブルターニュの光と風」展、

という2つの展覧会に行きまして、

同じブルターニュがテーマの

企画展の視点の違い、

美術館のコレクションの違い、

などが感じられて面白かったので。

 

5月に行った「ルオー」展と、

こちら「マティス」展。

 

同時代に、2才違いで、

ギュスターヴ・モローに学んだ同門の画家。

 

そんな2人を同時期に見ることができるのは、

良い機会かも、と思い、

比べる知識があるわけではないけれど、

何か発見があるかも、と

行くリストに入れておりました。

 

もちろん、2人とも画風は違いますし、

目指したところも違うのでしょう。

そもそも同門と言っても、

マティスの方は、エコール・デ・ボザールに

入学を許されなかった…ようですし。

 

ただ、同じ時代に、画家として、

それぞれ試行錯誤して、

独自のスタイルを築いていった

2人の違う画家が見られたことは

良かったです。照れ

 

↑上《自画像》

中《パイプをくわえた自画像》

下《自画像》

 

上の方の3つは自画像3連発。

写真ボヤけてて、ごめんなさい。お願い

 

同じ画家が描いた自画像なのに、

全く違う印象で驚きました。びっくり

 

そして、↓

↑上《夢》

中《夢》のための習作

下《座るバラ色の裸婦》

 

同じモデル、

リディア・デレクトルスカヤを描いた

肖像画3連発。

 

《夢》良いですね~。キラキラ

 

自画像はそれぞれ描かれた年代が違うので、

まぁわかるんですが、

同じ1935年頃に描かれた作品なのに、

こちらも、全く違う印象~。爆笑

 

↑上《黄色と青の室内》

中《赤いキュロットのオダリスク》

下《石膏のある静物》

 

マティスといえば、

↑イメージはこんな絵ですかね。

 

いちばん上の《赤の大きな室内》とか。

 

色彩の魔術師と言われただけあって、

豊かな色味が、

見る者のココロまで

明るくしてくれるようでした。飛び出すハート

 

こういう雰囲気が人気の秘密でしょうか。

 

カラーパレットカラーパレットカラーパレットカラーパレットカラーパレットカラーパレットカラーパレット

ちょっとここで、

マティスの初期の傑作と言われる、

《豪奢、静寂、逸楽》↓を。

 

日本初公開とのこと。

 

写真不可なので、チラシを写メしました。

 

シニャックの影響か、

点描の画家になってます。

マティスの作品と言われなければ、

正直私にはわからない。笑い泣き

 

からの~晩年の作品↓

↑《芸術・文学雑誌ヴェルヴ》の表紙デザイン

 

こうやって見ていくと、

マティスはけっこうな、紆余曲折を経て、

自分のスタイルを模索し、確立したのかな?

と感じました。

まぁ、画家はみんなそうでしょうけれど。

 

初期から、晩年への変わり方がスゴい。アセアセ

 

マティスは、晩年大病を患い、

闘病しながら、製作を続けたのだとか。

 

体力がなくなったのと、たどり着いた

究極の芸術表現が切り絵だったのかな。

 

闘病中、親身になって看病してくれた

看護師がいたそうで、

 

再会した時、

シスターになっていた、その女性

“ジャック・マリー”から

仲介役として、

礼拝堂の建設に協力を依頼されます。

 

そのロザリオ礼拝堂の写真や、

デザインなどの写真も見られます。

 

マティスとジャック・マリーの

写真もありました。ニコニコ

 

最終的にマティスが拠点としたのは、南仏。

 

この前のブルターニュとは、

同じフランスでも、遠く、風土も違う印象。

 

「マティス」展の最後に、

ロザリオ礼拝堂のある

ヴァンスの街を映した映像が見られますが、

とても雰囲気ある街並みで、

美しいところでした。

 

マティスはニースで1954年に、

ルオーはパリで1958年に亡くなりました。

晩年まで手紙のやりとりをした親友だったそう。

同じように大戦を経験し、

同年代に生きた2人の画家の軌跡に

少しだけ触れることができました。

 

↓の地図で水色のポッチがブルターニュ地方。

(今回はブルターニュは関係ありませんが。)

VENCE(ヴァンス)の近くにはニース。

 

 

観覧後はミュージアムショップへ。

 

レモンケーキ🍋を販売してました。

380円位から430円位で、

高いかな?キョロキョロと思ったら、

ポストカード(165円)とセットで

その値段!ということは~、気づき

1つあたり、

215円から265円位ということで、

あら、意外にお得?コインたちキラキラ

(ポストカードは選べません)

美味しそうよだれなので、2つ買いましたが、

全種類買っておけば良かった~。

美味しかった。

 

そして、来年には、

ニース市のマティス美術館の作品が主な、

「マティス」展が新国立美術館で

開催されるそうです。↓

 

今回の「マティス」展は、

ポンピドゥー・センターの作品が

多かったので、また違いますね。

 

少し時間が空きますが、

マティスを深めるのに、良いタイミング飛び出すハート

 

 
 
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