「重要文化財の秘密」展
上から↑
竹内栖鳳『絵になる最初』京都市美術館
岸田劉生『麗子微笑』東京国立博物館
黒田清輝『湖畔』東京国立博物館
高橋由一『鮭』東京藝術大学
東京国立近代美術館70周年記念展
「重要文化財の秘密」
@東京国立近代美術館(MOMAT)
最寄駅 東西線竹橋駅から3分
昨日、明け方、緊急地震速報で起こされ、
なんだか良く寝つけないまま、
「重要文化財の秘密」展に行ってきました。
開催が5月14日迄なので。
いつもギリギリになってしまうワタクシですが、
今回は、特に理由がありまして。
一番見たいなと思っていた、
菱田春草『黒き猫』(永青文庫)の展示が
会期終盤の
5月9日から5月14日までだったからです。
黒猫ちゃん。
会場入って、一番にありました。
お会いしたかった~。
なんだろう、ホントにそこに存在してるような。
猫ちゃん、夜抜け出してるんじゃないの?
色の調和がとれていて、
100年も前の作品とは思えませんでした。
しかし、この展覧会、
次女も連れてくるべきだったワ〰️。
だって、教科書とか切手になってたりとか、
どこかで見たり聞いたりした、
超、超、有名な作品が
たくさんあるんだもの!
きっと美術の授業とかで
役にたったに違いない。
明治以降に重要文化財に指定された
68件のうち、
51点が展示されるそう。
(作品保護のため、展示替えがあり、
いっぺんに全部は見られません)
麗子ちゃん、鮭ちゃん。
お猿ちゃん。(写真不可)
美女に、武将に
騎龍観音様。(写真不可)
いやー会えて良かったわ。
なかでも推したいのは、
この墓守りさん、
谷中墓地の墓守りさんですが、
なんかフランス人ぽくもあり…。
しぶくてカッコいい。
朝倉文夫『墓守』台東区朝倉彫塑館↓
もういっちょ、
素敵なマッスルの方。
和田三造『南風』東京国立近代美術館↑
あら、眼福。惚れるでしょ。
これは日本人なの~?
ダヴィデ系のボディ。
西洋の影響のようです。
展示作品数は40位なので、
小一時間位で見終わりました。
だが!しかし!
同時開催の
「所蔵作品展MOMATコレクション」&
「修復の秘密」がボリュームすごいので、
じっくり見るならプラス2時間位必要かも。
ワタシは
はしょりながら見ました。
乳白色のフジタだの、
藤田嗣治『五人の裸婦』東京国立近代美術館↓
古賀春江は、初めて見た時、
すっかり女性の画家だと思い込みまして、
結構最近までそう思ってましたが、
男性の画家さんです。
そして、ワタシが気に入ったのがこちら。↓
作品ではありませぬ。
“眺めのよい部屋”
フォースターの作品を
思い出すじゃありませんか!
ヘレナ・ボナム=カーターと
ジュリアン・サンズ主演、
ジェイムズ・アイヴォリー監督の名作。
(そういえば、ジュリアン、1月に
遭難で行方不明のニュースやってましたけど、
どうなったんだろう…)
心くすぐられました。
実際は皇居の緑を一望できる
素敵なお部屋でした。
人が写り込まないように、
上の方だけ撮りましたが、
実際はもっと良いです。
突然雨が振り出しましたが、
それも風流に感じられる午後でありました。
今日もありがとうございます。