『丘の上の本屋さん』
シネスイッチ銀座
スクリーン2
2021年のイタリア映画
5/4までとのことで、
GW前に見てきました。
ほかにも見たい映画がありますが、
GW中は、行事などもあり、
なかなか見に行けなくなりそう~。
まだ終わらないで~。💦
ネタバレあり。↓
イタリアの最も美しい村の一つ、
チヴィテッラ・デル・トロント。
中世で時間がとまっているかのような、
美しい町並みを舞台にした、
リベロ(自由)という名の、
古書店主をとりまく人々の、
ハートフルなお話。
イタリア語の会話。
本についての知識が楽しめる。
主に移民の少年エシエンと、
リベロの本を通しての交流が軸となり、
描かれている。
リベロが少年に貸す本が、
『イソップ物語』
『星の王子さま』
『白鯨』
などなど、
王道の名作ばかり。
『イソップ物語』といえば、
『北風と太陽』とか、
絵本や童話なイメージですが、
2500年前から存在し、
かの有名なソクラテスにも影響を与えた
という逸話が残ってますね。
リベロがエシエンのために選んだ1冊として、
とても頷けるシーンでした。
リベロは少年に本の感想を聞き、
人生で大切なものは何かを教えていく。
たんたんとした、平凡な暮らしの中で、
知識を得る喜び、
与える喜びを描いた良い作品でした。
誰かの善意が誰かの力になる。
本の中の一節をそらんじて、
お互いに論じ合うところなど、
本が好きな人には嬉しい映画です。
本が好きな方、イタリア語が好きな方
『ニューシネマ・パラダイス』が好きな方に
おすすめしたい作品でした。
今日もありがとうございます。