医療費3割負担について | 西田 薫のブログ

医療費3割負担について

 

 

維新発表の医療費3割負担について、

X(旧Twitter)上では

大きな議論になっています。

 

橋下徹さんも、

ご意見を出されています。

 

橋下さんがおっしゃる通り、

応能負担の議論は大切です。

鋭いご指摘です。

 

 

政治とは選挙では戦いになり、

政党間では政策論を戦わせることは

必要であり、当然です。

 

ただそこに、票を獲得するために

ただ相手を批判する論調の主張なら

建設的ではなく、制度を

変えることには到底繋がりません。

 

 

批判的な主張や

反論をしようとする場合、

最初の議論が大切であり、

 

「維新は高齢者の皆さんから

医療費負担を3倍にしようとしています」

との批判的な発信だけなら、

それこそ世代間対立を煽るだけ

になりますし、

そこは丁寧な反論が必要です。

 

 

橋下徹さんのように、

応能負担の議論を持ち出しての指摘なら

今後の様々な政策に於いて、

議論を深めることに繋がります。

 

 

確かに、

所得制限撤廃の教育無償化等の

子育て支援策と、

一律高齢者の3割負担政策では

矛盾が生じます。

 

 

金や現金等までの把握は

難しい点は確かにありますが、

資産、利子配当含めた

所得基準の見直しも

必要だと思います。

 

 

ご批判を覚悟で申し上げますと、

医療費の3割負担については

今後の政策に於いては賛成です。

 

 

医療費の負担増に関しては、

ご高齢者のみならず、

医師会等の業界団体からの

反発もあるかとは思います。

 

ただ、これまでの政治は、

そういった業界団体に

支えられての政治、政策が

多くあったと感じていますし、

むしろ維新は、

医師会や業界団体からの支援はなく、

だからこそ、しがらみの無い政治に

突き進めるとも思います。

 

 

応能負担の議論に於いては、

何事も所得制限ありきになり過ぎると

それこそ社会主義体制に

近づいてしまいますし、

むしろ、

もしそれらの体制を否定し、

所得制限撤廃を突き進むなら、

それこそ、

生活保護を始めとした緩やかな

社会主義体制傾向にメスを入れる

というぐらいの思いと

覚悟も必要かと思います。

 

 

年々増加する社会保障費に対して、

それらにどう対処対応していくかとの

議論が大切であり、

これまで、業界団体の声が

繁栄しすぎた結果に対応するためにも

問題提起は大切だと思います。