自民党の凄さ | 西田 薫のブログ

自民党の凄さ

稲田大臣の今回の海外視察への服装が話題にあがっていますが、
それより、今年の靖国参拝が見送られた事が残念に思います。

ただ、参拝したくても出来ない状況を創り出す…。
そこに自民党の大きさ?を感じます。

ご本人は、参拝しようという思いはあられたと思います。
しかし、このタイミングで海外視察が入れば、
参拝したくても出来ない…。
政治家個人の思いも尊重し、尚且つ党や内閣の体裁も保てる。
当然、国費で公務であれば仕方ない事です。
しかしそれが我が国にとって本当にいい事なのでしょうか。

海外視察は、この時期にでしかならなかったのか。
海外で最前線でそれこそ命掛けで勤務されている自衛隊の皆さんの
ところに大臣が行く、それは素晴らしい事です。
しかし自衛隊の皆さんにとっては、この日は国内で、
また、靖国に行って欲しいと願っていたと思います。
視察を組み、それに充てる予算を扱えるという与党の凄さを感じます。

先日、ジャーナリストの田崎史郎さんがワイドショーで
今年の稲田さんの靖国参拝は、閣僚の一員となったのだから
「当然、常識的な判断をされるでしょう」とコメントされていました。
内政干渉という言葉は国際的な常識ではないのですね。

靖国参拝するだろうと思って、中国は今、尖閣諸島沖に大挙しているのでしょうか。
靖国参拝するだろうと思って、韓国は昨日、議員を竹島に上陸させたのでしょうか。

靖国参拝を否定していない一部の日本国内の皆さんも、
参拝をするとこれらを正当化させるきっかけになると
参拝していたら、おそらく発信していたでしょう。

最近の若者は自分の事しか考えない、
また、軟弱になったと揶揄されます。
しかしむしろ大人達がそうだと思います。

自民党には信念を持った素晴らしい政治家が沢山いました。
奥野誠亮、江藤隆美、中山成彬…。
大臣の椅子よりも自らの政治信条を貫く。
そこには何よりもこの国を大切に想うという信念がありました。
しかし今の社会では、「バカじゃない」ってなるのでしょうか…。

昔は日本の政治家も言うべき事はしっかり言っていました。
むしろその方が、中国や韓国の横暴は少なかったと思います。

保守だから、革新だからの議論ではなく、
当たり前に、先の大戦で祖国の為に散っていかれた英霊の皆様に
今日の平和をありがとうございますと、ただただ純粋に手を合わせるだけの事です。

慰安婦問題で韓国財団に拠出する10億円も、また今回の大臣の渡航費も
全て税金です。
個人の立場を尊重する為に予算を付ける。
改めて自民党の凄さを感じます。

メディアも逆の事なら、大々的に取り上げていたでしょう。
例えば、玉串料を一万円でも国費から支出すれば、
きっと、報道は連日にわたり過熱していた事でしょう。

いつまでこの状況が続くのか。
変えていかなきゃいけないですね…。

(ちなみに稲田大臣の義弟さんは学生時代の同級生です。
稲田先生も弟さんも、とてもいい人ですよ。)