名乗ってみたい名字は？
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ありませんね。
昔一時、母方の性を名乗る事態は回避したいと思っていた事はありました。
名前と合体すると、昭和‐平成の一般認知度80%レベルの大女優さんと同じ名前になってしまうのでこれはハズいと。
あと、名乗りたいとは思わないのですが、もりやすバンバンビガロと言うお名前が今多分世界一好きです。
吉本興業所属の芸人さんなのですが、初めて聞いた時はあまりのズルさにジェラしくて仕方がありませんでした。
元々のクラッシャー・バンバン・ビガロが新日本プロレスの試合に登場した時も、エンターテイメントにこれ以上相応しい名前があるだろうかとまずそのお名前に感動したものでしたが、
もりやすに付けますか、それを。と。
もう一度言うと特に名乗りたくは無いのですが、日々ちょっとイヤな事があっても免許証の名前を見直すだけでいろんなことがばかばかしくなりそうでいいなと思っています。
今日2月13日は明治8年施行の『平民苗字必称義務令』を記念した『苗字制定記念日』です。
少し厳めしい名前の記念日ですが、単純に『名字の日』とされていないのは明治3年に定められた『平民名字許可令』に因んだ9月19日が先に『苗字の日』とされていたからのようです。
お上は戸籍整備にあたって家族ごとに世帯を管理できるよう平民にも名字を名乗らせることにしました。それが明治3年発の『平民名字許可令』
最初は強権的なお振れは避けて「平民、おまえら今日から名字名乗っていいぞ」とやんわり宣言すれば、皆挙って苗字を届け出に来るものと見込んでいたのでしょう。
しかし、平民側にはその時点で名字を名乗る事にさしたるメリットが感じられなかったのか、進んで名字を持つ者は想定外に少なかったようです。
結局明治8年に改めて「平民、いい加減名字作れ。今日から全員必ず名乗れ」と改めて『平民苗字必称義務令』が出されたのでした。
それにしても戸籍整備の基礎である苗字必称を5年も放置したり、正規の法令に「平民」と言う概念がごく自然に明記されていたり、明治新政府時代はなかなか興味深いですな。