知り合いの柔道整復師さんにインタビューしてきました。
今回は、整骨院での保険適用の注意点について少し聞いてきました。
「肩こり」における保険適用の例を紹介します。
私:一般的に、保険適用が効く症例について教えてください。
柔整師さん:骨折・捻挫・打撲・脱臼・挫傷です。
私:肩こりは適用されないんですか?
柔整師さん:単に肩がこっただけとか、痛い程度では適用されません。
私:では、どういった時なら適用が可能になるのでしょうか?
柔整師さん:基本的に、医者からの指示がある場合なら、
肩における、「外傷」として適用される場合があります。
例えば、物を投げたときに傷めた場合や
物を持ち上げた時に傷めた場合など、があります。
私:それなら、保険適用の事例として、「肩こり」を挙げているようなのを見かけますが、
あれは、どういうことなのですか?
柔整師さん:基本的には、それのみで認められることはありません。
各治療院のシステムによって、違いがありますので、一概に言えませんが、
相談をして、適用が認められるように手続きをしているのかもしれませんね。
場合によっては、それでも認められない時がありますので、
患者さんにとっても手間がかかり、なおかつ自費治療になってしまうので、
しっかりとした方法をとっているところでない限り、むやみに保険を利用しようとするのは
お勧めできません。
良い方法としては、
まず、整形外科へ行き、診断してもらい
その後の治療の一環(リハビリ等)として、整骨院や鍼灸院を利用して
各種治療院の方法で治療を行うことで、保険適用を利用できる流れが
普通の流れです。
私:それでは、先生がお勤めの、整形外科にリハビリ室(科)があるようなところなら、
一石二鳥で良いですね!
柔整師さん:そうですね。
しかし、あまりそういった複合で運営している整形外科自体あまり多くありませんので、
先ほど説明したような流れで、
正式に保険適用してもらえるよう、段階を踏むことが一番ですね。
整骨院や鍼灸院側でも、保険適用については、審査が厳しくなってきており、
運営面においても、不正受給につながるようなことはしてくれないでしょうし、
実際に、患者さんに迷惑をかけてしまうようなことになってはいけませんので、
しっかりとした方法を教えてもらえることと思います。
これは「肩こり」に限った話ではありませんので、その他の症例でも、
しっかりと、相談されて、安心して治療を始められることをお勧めします。
私:ありがとうございます。
単に体における疾患ならいいというわけではないのですね!
勉強になりました。
正しい方法と、しっかりとした治療院を選ぶことが出来れば、安心して治療に専念することが
出来ますね。
柔整師さん:そういうことですね。
私:ありがとうございました。
柔整師さん:ありがとうございました。
以上、インタビューの内容でした。
確かに、保険というのは、病院などで使われているものですし、
しっかり法律で定められていることは、いうまでもありません。
ですので、しっかりとした決められた場合でないと、適用されないのは
当然のことでしたね…。
しかし、逆にいえば、
利用できる場合には利用できるということです!
職種によっては、全く認められない職種もあるわけですから、
整骨院や鍼灸院といった、保険適用が一部認められているというのは、
しっかり、良いこと(メリット)として、頭に置いておくといいですね。
もちろん、施術面での充実はもちろんのこと、
費用面においても、複数回行くとなれば、馬鹿にできません!
これからも、いろいろ、勉強して、お伝えしていきますので、
参考にできるところは参考にしていただけたら幸いです。