夏ですね。
ヨーテボリの夏はもう終盤の雰囲気です。

さて、今日から3週間カナダへ行きます。
モントリオール経由でケベックで学会で、
その後お休みをとって、
トロント、カルガリー、ロッキー山脈、
バンクーバー、シアトル、
と周遊の予定。
各地でいろんな友人と合流する感じです。

気をつけて行って参ります。

うっかり空港に早くつきすぎての更新でした~。

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写真は関係ないけど、
先日チューリッヒから遊びに来てくれた
リンダさんと行ったカフェのランチ。
スウェーデンはエビが美味い。

半年振りにログインしました笑

なんだかご無沙汰してしまって失礼をいたしました。
一部の方にはご心配もかけたようで。
ありがとうございます&ごめんなさい。

ご無沙汰にも色々理由はあるのですが、
一番の理由は自宅のパソコンの不調です笑
もうすっかり動きが怪しくて、
家でパソコンをあんまり開かなくなってしまって。
新しいのを買おうにも日本で買いたいし、
でも日本にもなかなか行けないしで。

言い訳ですね笑

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ちなみに僕は元気に生きてます。
ちょっと仕事とプライベート両方の移動が多くて、
今年にはいってからどれだけの飛行機に乗って、
どれだけの国境を越えたか、
本当に分かりません。。。
ひと月平均4カ国くらいかな?
気が遠くなります。。。

今月はスウェーデンベースで、
スイス、デンマーク、ノルウェー、日本とそんな感じ。
そうそう、今週末の飛行機で日本へ出張なのです。

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今月はロバートがスウェーデンはルンドという街で2週間仕事があって、
なんと僕は僕でその期間中にルンドでの4日間の学会があって、
その前後も含め二人で
コペンハーゲンでサイクリング、
ヘルシンオアで建築探訪、
ルンドで飲んだくれ、
ヨーテボリでお弁当つくってハイキング、
オスローでミュージアム三昧、
と、スカンジナビア各国でいろいろしておりました。

チューリッヒの頃のような懐かしい時間であると同時に、
それぞれがしばらく別の道を歩んできてるからこその
今まではしなかった話、過ごさなかった時間もあり。


いわゆるグローバル化の時代を生きてる自分が、
5年後10年後20年後にどこで何をしていたいのか、
考えれば考えるほど途方に暮れるんですが、
最初の一歩をふみださないと、次の一歩もないし、
何を恐れててもしょうがないから、
もしそれが苦難の道であっても
自分の選択に自信と責任を持って歩めば
つまずいて転んだとしてもまた別の道が開けるはず。

なんてことを考えさせられた2週間でした。

本当に本当にこれからどうなるか分からなくて
こんなに不安というか五里霧中な感じは初めてやけども、
でもやると決めたらやるからね。

とそんな決意表明を。

共に迷いつつ共に茨の道の最初の一歩を踏むと言ったロバートに
ちょっと複雑な感謝の気持ちを持ちつつ、
後から振り返って良い決断だったといえるように
自分の自分に対する責任と自分の周囲に対する責任を共に全うしようと、
そんなことを思っております。


最後、おまけの写真はヨーテボリでの様子。
夏至の前日の夜に橋のたもとで二人ビール中↓


夏至の日に船で海を渡った島で、ピクニックディナー↓

なんだか月一くらいの更新で落ち着きつつあるのでしょうか。
機嫌良く過ごしていますので、ご心配なく。

12月もなんだかバタバタと過ごしてしまいました。
チューリッヒ、ロンドン、パリと
各週末を絡めて移動して、
今週末が今月初めて自宅で過ごせた週末。

ヨーテボリの自宅は今まで一人で住んだなかでも
一番大きなアパートってのもあって、
掃除するのも大変なんやけども、
年末ってのもあるししっかり掃除してすっきり爽快。

北国の冬至周辺でとにかく日が短いから
基本的には家でこもって過ごしております。

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実はこの週末から冬休みで(有給消化しするために)、
でも今年のクリスマス・年越しは帰国しないことになり、
自宅でいかに快適にリラックスして過ごすかが当面の課題。
実はチューリッヒから送った引っ越しの荷物が
2か月たとうとしている今もまだ届かず、
本も数冊しかない、CDも数枚しかない、DVDもない、
なんて状況で。

なので久々にiTunesで映画のレンタルを。
しばらくぶりに開いてみたら
セレクションが大分増えてて良い感じですね。

で、今夜選んだのは
前からずっとみたかった2003年のドイツ映画、
“グッバイ・レーニン!”でした。

旧東ドイツの共産党の運動に熱心だった母が
ベルリンの壁崩壊の前後に心臓発作で昏睡状態となって、
昏睡から快復した後も、ショックでの再発を避けるために、
息子が旧体制のままで世の中は動いていると
いろいろ演技や演出をするって話。

このプロット聞いた時点ですでに涙腺緩むよね笑

途中ドイツ的なちょっと(いやかなり)垢ぬけない演出もありつつ、
でもクスッと笑わせるユーモアも随所にあり、
そして最後の最後は、もう大号泣。

ネタばれになるから書かないけど、
息子の優しさとひたむきさと
母の息子へのまなざしがもうね。


生まれた環境、育った環境が違えば、
そりゃ得られるものも違うし人格形成も違うし、
隣の芝は青いし、
でも自分の居場所は
どこでいてもどこにいっても自分の居場所以外の何物でもないし、
そのなかでも停滞することなく
何をもって前進・進歩を定義するのか、
何をもって自分自身を満足させるのか。

それを地に足付けて考えて
自分自身と向かいあえれば、
その場所での幸せも見つかるし、
いざ不可避の変化が起きても
それに対応できる自分がいるはずで。


祖国を離れた根なし草生活ももうすぐ6年目
なんていう自分の状況も手伝ってか、
そんなことをがっつんと感じさせれた映画でございました。

本当に秀作。
ぜひお勧めです。


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