パチンコ業界の震災情報 AJメルマガより | 恵比寿で働く編集長のBLOG

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Amusement Japan Express Vol.508/11年3月15日(火)
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2011年3月15日16時配信

宮城県遊技業協同組合・竹田隆理事長 大震災の惨状と今後のホール営業を語る

東北地方太平洋沖地震においてもっとも被害が大きいと見られている宮城県。アミューズメントジャパンでは宮城県遊協の竹田隆理事長への電話取材で被災地の状況を聞いた。

竹田理事長はまず、宮城県下のホールの状況について次のように述べた。
「宮城県遊協でもまだ被害の実態が把握できていない。海岸沿いは町そのものが壊滅していて目も当てられない状態。おそらく1軒も残っていないのではないか。(県内でも)場所によっては営業できる場所もあるが、店は開けてない」

組合では、昨日(14日)、組合員に対して入替と営業に関する書面をFAXで送付したという。内容は、入替については、「(書類を)すでに受領しているものは保留、新規については当分受領しない」という県警の姿勢を伝え、営業については「損害が少なく営業が可能な店であっても、市民感情を考慮した判断」を要請したという。

今後の営業について竹田理事長は「宮城県ではいまだに行方不明者が1万人以上いる。近隣の山形、秋田、福島、青森では営業している店もあるが宮城では開いていない。宮城県内でも中央部には無傷の店もあるが、いつの時点で営業を再開するかの線引きは非常に難しい」と現状を報告した。
また、「再開のめどはオーナーの判断になると思うが、もうしばらく様子を見てほしい。ライフラインが落ち着いてくれば営業してほしいという声も出てくるだろう。規制はできないがそういうタイミングでやるべきだろうと思う」と語った。
2回目の組合員ホールへの要請は被害状況がわかってきた時点で通知したいという。

「当社の店も6軒あるうち、石巻店は水没した。石巻のホールはほぼ全滅。まだそばに近づけない状態。ほかのホールも多かれ少なかれ損害を受けている。実態調査をしても、(再開に向けて)日数も工事開始も見えない。業者も動けない状況」

竹田理事長はさらに、被災地の市民生活の様子について次のように語った。
「交通は新潟方面からしか入れない。仙台駅は壊滅。新幹線のホームは壊滅して当分使用は無理だろう。仙台市内は地下鉄(1本のみ)が3分の2区間ぐらい動いている。バスは30分に1本程度。仙台市内でも食べ物が底をつき始めている。コンビニはクローズ。スーパーには長蛇の列ができている。ガソリンがないので動くに動けない。歩いている人とリュックを背負って自転車に乗る人が多いのは、いままでにない光景だ」