ドイツ発祥、ドイツ語で
「コーヒーなどを沸かせる」
という意味を持つ言葉
サウナストーンにアロマ水をかけて蒸気を発生させることをロウリュと呼ぶ
その蒸気をタオルなどで扇いで熱風を送ることをアウフグースと呼んでいる
そうすることで、サウナ室に熱風が広がり、体感温度が上昇する
サウナでは室内の温度が高まることで、血管が拡張し、血液の流れが促され、細胞の代謝に必要な酸素と栄養が体の隅々まで届けられる
また、汗とともに体内の老廃物が排出されるため、健康にはもちろん、美容やデトックス効果が得られる
アウフグースによって、この効果を一層高めることができる
最近のサウナブームで、アウフグースをする人=熱波師とよばれる人たちが人気を呼んでいる
熱波師は施設の従業員がほとんどだが、最近はフリーランスの熱波師さんもいるとか・・・
その過熱ぶりを象徴するのが、日本サウナ熱波協会主催の「熱波甲子園」なる競技会で、全国から熱波師が集まっているそう
アウフグース世界大会
欧州では日本よりももっとポピュラーで、各国トップクラスの熱波師の中で世界チャンピオンを決める大会が行われている。
世界大会で競うアウフグースは
ショー・アウフグースと呼ばれており、単にタオルで扇ぐだけではなく、アウフグースマスター達が決めたテーマに合わせた香りや音楽、衣装や小道具を使い、ストーリー性のある演目が行われ、観客を魅了する熱と香りの体感型エンターテイメントとなっている
ショー・アウフグースを行うアウフグースマスターには、タオルさばきのテクニックのみならず、独創性や表現力、またアロマの専門的な知識も求められる
この分野は日本ではまだまだ未熟だったが、世界大会への参加が決まったことで、世界レベルに引き上げるべく、熱波師たちの本格トレーニングが始まった