仕事が休みの日には普段よりもちょっとゆっくりいぬとの散歩を楽しむことができます。
うちではいぬの散歩コースは一定ではなく、私の気分や持ち時間によってその都度違います。
今日は水辺の鳥を見たかったので、溜池コースへ行きました。
池にいたのはマガモ・オオバン・アオサギ・カワウ。
カワウはちょうど水中で捕らえた小魚を飲み込んでいました。
あ、あとこれ。
鳥じゃないけど。
水面に浮かんだ木のコマに乗っかって、カメが甲羅干ししていました。
この周辺にも鼻先を出してプカプカ浮かんでるカメが何匹もいました。
実はあんまり、カメって好きじゃないんですけどね
以前、同じように池の周りを散歩していた時に、カメが何かをくわえて泳いでいたので何をくわえているのか気になってじっくり見ていたら、なんと鳥の頭部だったんですうげ~
くちばしの様子からおそらくカラスだと思われました。
顔も結構怖いし。
っていいながらも結構観察してる?
周囲ではツバメが飛び交い、ハクセキレイもチチン・チチンと鳴きながら横切っていきました。
そして畑ではヒバリが大きな声でさえずりながら飛び立ちました。
ヒバリって結婚してこっちに来て初めてじかに見たけど、地味な鳥(笑)。
スズメよりほんのちょっとスリムだけど大きくて、畑の土と同じようなまだらの茶色。
頭のてっぺん、後頭部?あたりのつんつんとした逆毛っぽいスタイルが短髪の智くんの髪型みたい。
地面の上で鳴いてたりもするけど、印象としては飛びながらずっと鳴いているって感じ。
ピーチクパーチクヒバリの子。
ピーチクピーチクピチュピチュピチュピチュチュルチュルチュルピー、ピーチュルチュルピーチュル…
一体いつ息継ぎをするんだろうと思わせるような長い長いさえずり。
そして、めっちゃめちゃバタバタと羽ばたく割には前に進まず、ホバリングに近いくらいに浮き上がるような飛び方。
どんどんどんどこ上に上がっていくものだから、お日様がまぶしくて見失ってしまいます。
そういえば何かの物語であったような。
ヒバリが金貸しをしていて「日一分、日一分(ひいちぶ、ひいちぶ)」と鳴いているって。
鳴いて鳴いて舞い上がって、く飛び回っていましたがしばらくするとスイッチが切れたように鳴きやんですうっと降りてきました。
暖かくなってきて、いきものの動きが活発になってきたような気がします。
帰りに見つけたこの木。
高架下の柵の中だから近づけないのですが、ちらほらと白い花が咲いています。
花はほとんど真っ白ですが、葉と幹の様子からするとどうやら桜のようです。
金網の隙間から写真を撮っていたら、おっちゃんに声をかけられました。
「それ、サクラやんなぁ?」
「たぶん、そうだと思うんですけどね。」
「ここ6年くらい経ったけど初めて花をつけたな。」
ここの近くで数年前に建ったお宅にお住まいの方のようです。
毎年見ておられたんでしょう。
そういえば、私もこの木に花が咲いているのを初めて見た気がします。
もう少しよく調べてみないとわからないけど、花の咲き方や花弁の様子なんかでオオシマザクラじゃないかとにらんでいます。
今年はまだ花の数は少ないけれど、年を重ねていくうちに増えていくのかな。
鳥の落し物から芽生えたものでしょうか。
高架下の手入れで切られてしまわないことを祈ります。