X'masのプレゼント

うちはNO KIDSなので、最近のランドセルを触ることもありませんが、A4サイズの教科書が入るもので軽いタイプに人気があるようで。カラーもいろいろあるんですね。学校によっては指定もあるんだろうけど、自分で選べたら楽しいかも。
私は伯母っ子でした。
私のランドセルは大好きな伯母が選んで買ってくれたものでした。真っ赤な、つやのあるコードバンのランドセル。
コードバン。馬のお尻の部分の上質な革です。
手帳コーナーなどでもコードバンのものを見かけますが、なかなかいいお値段しています。
「コードバン」という響きがずっと頭に残ってました。ランドセルのつやと、若干濃いめの紅に近い赤の色。子供ながらにその上質さはなんとなく感じていたんだと思います。上級生になってきて、ランドセルを持たずに手提げかばんやショルダーバッグで登校する子が増えてきましたが、私は6年間、しっかりとランドセルを使いきりました。
ランドセルにしても文房具にしても、「いいもの」というのがどんなものなのか。
質のいいもの、デザインがいいもの、使い心地がいいもの、価格がいいもの。
いろんな捕らえ方がありますが、このランドセルをきっかけに、自分にとっての「いいもの」、その価値を認めるという意識が芽生えたように思います。