最近全統記述であまりいい結果が出ていないため、結構勉強法に対してナーバスになっています。
(個人的にこの状況が受験勉強で一番非生産的であることは分かっていますが、とりあえず策を練っています。)
そこで色々模索した結果編み出したのは、「高速復習法」です。
「わんこら日記」という京大卒の方が書かれているブログで畠田先生という方が提唱している「わんこら式勉強法」を参考にしました。
個人的にアレンジしてみましたが、内容はめちゃくちゃ抜本的かつ画期的です。
使用する参考書は、まずは使い慣れた「青チャート」から。
一日に解く問題数はなんと25題。これ、まともにやったら軽く5~10時間かかるレベルです。
ただ、まともにやらないのがこの「わんこら式」です。
やり方は簡単。
①「青チャートの例題」で、一瞬で解法を思いつかなかった問題or解法は思いついたが類題で思いつくか心配な問題 を選び出す。
(かなり厳し目のチェックだったので、この時点でⅡだけで75題ありました。もちろんこれら全てが分からない問題ではないです。)
②その例題75題を3つに分け、1日25題×3セットとする。
③1日あたり25題解くことになるが、まともに解かずに、指針を見て理解したら、すぐに解法を写す。
(ただし丸写しではない。"丸写しすること"が大事なのではなくて、答えを見て最低限度のところだけ写して次へ行く。)
④計算などもあまりやらなくてOK。途中式は出来れば書くが「計算結果を見てから、それに追いつく形」でやる。
(この際あまり「全てを理解することに意識」しすぎなくてもよい。)
⑤これを最低でも5週する。
こんな感じです。
要するに「答えを写すだけ」ですから、見た感じはめちゃくちゃ簡単ですが、やってみるとめちゃくちゃしんどいです。
今日実験で30題やりましたが、頭と手がボロボロになりました^^;
一見非合理的、非数学的な勉強に見えて、実は頭を結構使う作業です。
わんこら日記の畠田先生曰く、「何週もしているうちに、答えを見なくても無意識のうちに自分で書けるようになるレベルになれば、この"わんこら式"は成功である」ということだそうです。
そして、「1週目などは全然意味が分からないレベルでOK。2,3週もしてくると、何となく"意味が拾えてくる"」ということだそうです。
「暗記のあとに理解がついてくる」というのが、ミソなのかなとも思います。
とりあえずお試し程度にやってみて、それでダメだったら別の方法を模索したいと思います。
(ただ、しばらくはこれで粘りたい。最低でも1~3ヶ月は。)
この方法に行き着くに至った経緯としては。
「模試でいい点数(7割以上)がめったにとれない。」
という悩みの原因を
①そもそも基礎的な青チャート例題の暗記がまだ不十分ではないのか。
(今まで"大丈夫"と放っておいて、やたら何度の高い問題ばかりやっていたのが問題なのでは。)
②「分かるまで絶対に次の問題へ進まない」というスタンスが、思考を停止させる大きな原因になっているのではないか。
(実際6時間考えた問題もありましたが、そのうちの少なくとも4時間は思考がストップしていただけだと思います。)
③問題に対する瞬発力・計算力が低すぎるのではないのか。
の3つであると考えました。
これらを上手く解決してくれそうな勉強法こそが、「わんこら式」だったというわけです。
もちろん、まだ懐疑の念は完全には払拭できませんが、一回やってみる価値はあると思います。
(そもそもネーミングが何だかかわいらしすぎて大丈夫なのか、という感じもします(殴 )
まぁ如何せん、自分は「自力で問題を解こうとする」ことに躍起になりすぎていた感がありました。
そういったことが許されるのは、やはり一部の天才であり、残りの人間は現在存在している定理を覚えていくべきだという方針に従うべきなのでしょう。
(これは諦めというよりは、むしろ新たな道への第一歩だと思っています。)
とりあえず次の模試まではこの方針で行ってみたいと思います。
あと、これが成功したら、(数字的成果が出るというより、モチベーション的にやる気が出たら)青チャートの章末問題にも応用してみたいと思います^^