「引き寄せの法則」を読んだことを忘れていた | Hack or Fuck ?

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最近、「引き寄せの法則」を読んだことを思い出した。思い出したということは、つまり忘れていたということだが、またすぐに忘れてしまうので備忘録として書き留めておくことにする。

それまで言葉だけを耳にして分かったつもりでいたが、「引き寄せの法則」の冠をつけられた本はそれこそ掃いて捨てるほどあるようだ。

そんな中で、おれが読んだのは、エスター・ヒックスとジェリー・ヒックスの「エイブラハムとの対話」という本だ。

エイブラハムという未知の存在が無明の世界のわれわれに色々とアドバイスしてくれるという、つまりチャネリングものだ。

チャネリングと言えば、バシャールだが、エイブラハムも似たような存在なのだろうか。それにしてもなぜそういう存在はいつも外人の名前なんだろうと思うが、それはきっと外人さんに降りてきたからなのだろう。だからもしおれがチャネリングできたらどんな名前で呼べばいいのかが目下の悩みだ。ヨシオくん、タロウさん、ハナコさん…イマイチだ。
ネーミングとは奥が深いものだ…。

で、本の内容だが、基本的なことは巷間に知れ渡っているように、「あなたの願望は実現します」というようなことが書かれてある。

なるほど。やはりそうか。これでおれも安心だ。

安心したおれは自分の願望のことは忘れてページをめくる。

すると、「感情はナビゲーションシステム」であるという一文に出会う。

それによると、われわれが引き寄せの法則を実践しようとして陥りがちなのが「思考の監視」というある種の緊張状態なのだが、一日に数万とも数十万とも言われるほど生滅を繰り返す思考を監視するよりも、感情に気づくようにした方がずっといい、ということだ。

自分の感情に敏感でないと自分が望まない方向で考えていることを認識できず、望まない方向の大きくて強力な対象を引き寄せてしまう。


▲「引き寄せの法則」がうまくマスターできないあなたはこのへんのところに問題があるのかもしれない。

そして、こう続く。

なんらかの思考が浮かび、それに熱心になれるなら、その思考と「内なる存在」の波動は一致している。



さらに、

「引き寄せの法則」のおかげで似たような思考があなたの元に集まり、思考はますます強力になる。だから対象への関心を増やせば、創造のスピードを速めることができる。あとは「引き寄せの法則」が働いて、あなたの思考の対象のエッセンスを引き寄せてくれる。



お気づきの通り、そういうことなのだ。

いくらあなたが願望を何ダースも並べても実現しないのは、あなたの思考、そして感情が「内なる存在」の波動と一致していないからなのだ。

それゆえ、必要なのは感情の理解による自己認識であり、自己暴露から始まる自己理解である。

ここで、俄然、願望実現などというものは背景に退き、われわれはその法則自体に引き寄せられる。どうですか。はい、引き寄せられましたね。


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かくして、願望実現から自己一致へとシフトしたわれわれの関心は「引き寄せの法則」を通して、われわれ自身の在り方へと向かう。

そして、あらゆる願望の根源を探っていくと、それらすべてが、「自分自身であること」に収斂していくのを目撃するだろう。

そのとき、あなたはあなたの「願望」がいまだかつて実現しなかったことなどないことに気づき、笑いに包まれるのだ。

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