夢を見た。
おれは誰か数人と、どこかの旅館の一室に宿泊していた。
と、尿意を催したおれは隣の間にある純和風の便所の戸を開けた。
便器を覗くと、そこに見えたのは青白い夜に浮かぶ満月だった。
なぜ、その下が空なのか。
この旅館は宙に浮かんでいるのか。
と、いうような疑問も持たず、おれはその満月目がけて用を足したのだった。
罰当たりな夢のようだが、罪悪感のようなものは感じられなかった。
ただただ不思議な夢を見たという感触だけが残っていた。
(*いばり=尿)
…尾籠な話ですいませんでした。
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