ずっと以前、法主が
「長時間の唱題は健康上よくない」
と言ったとかなんとかで、
会はボロクソに批判していたのを覚えている。
これは常識的に考えれば、体への負担や
日常への影響を配慮しての発言であり、
唱題そのものを否定しているはずが
ないことは明白。
実際、正座して一時間以上唱題すると
下半身はボロボロ、体力的にも精神的にも
ハードで、ワタシも若かったから出来ただけ。
しかしイベント的に行われる十時間唱題会では
倒れる人を何人か見た。
そうかと思えば唱題表なるものを配られて、
日常でも毎日一時間を最低ラインに設定
されたりして、沢山のマス目で分割された
大きな「勝利」の文字をひとマスずつ
塗りつぶすのだと。
これを強制され、途中や最後に見せろと
言われるから、幾度となく相当なパワハラが
繰り返された。
とにかく正座しての長時間唱題は身体にきつく、
特に膝には最悪な行為であることは間違いない。
だって正座しろなんて、
一般社会では体罰みたいなモンだ。
日曜日の今日、出先からの帰り道の途中にある
従兄弟の家に寄ってみた。
本人には会えたけど、
「これから少しだけ会館に行かないといけない」
と言う。
彼は会館管理の一翼をまだ担っているらしい。
「帰り道だから俺も付き合うよ。
終わったらウチに来ないか?
野菜がいっぱいあるから持って帰れや」
で、帰り道の途中にある会館に超久しぶりで
寄ってみた。
ここは男子部の時によく使ったけど、
壮年部になってからはエリアが変わったり
退転wしたので十数年ぶりかな。
彼が用事をしている間に、中を見学してたw
驚いたね。
大広間の畳全域に椅子が500席ほど設置して
あるぢゃないか。
近々こんなに老人が集まるのか?
と聞いたら違ってた。
椅子は常設してあって誰もが座るけど、
人が埋まることはないと。
えぇーっ!
ワタシが活動していた頃は、畳の大広間の一角に
申し訳なさそうに少しの椅子が置いてあるだけ
だったのに。
高齢化もあるだろうけど椅子がデフォに
なってるとは。
やっぱり正座は身体に優しくないんぢゃないか。
先の歪めた批判は何処へやら。
長時間の正座はやめなはれ。
高齢化を認めなはれ。
日曜日なのに会館内は大広間の他、
幾つもある別室は誰も使用してない。
つまり誰もいない。
当然駐車場もガラガラで警備もいない。
かつては人が収まらず、階段まで溢れることも
あったのに、今は取り壊しを待つだけの
休館施設のように見える。
入り口に一人の受付がいるだけで、
書籍販売コーナーも無くなってる。
それでも館内は空調が動いているんだな。
使ってなくてもデカい会館だけに
維持費はそれなりにかかる。
普通の経営感覚なら閉鎖でしょ。
あ、商売ぢゃないって?
その痩せ我慢はいつまで続くのだろうか。

