今朝早く、満月なのに真っ暗な、
怪奇な月を見た。
皆既月食だったw
先月、持ち歩き用のコンデジを買い替えたので
試し撮りを兼ねてこれを撮影してみた。
30倍の光学ズームが付いているので
スマホとは趣が違う。
一眼とは違ってセンサーが小ぶりなので
夜景には弱いからどうかとは思ったけど、
本体のみの三脚ナシにしてはまあ写っている。
一眼では望遠レンズと三脚が必須となり、
午前2時にドタバタしたくはない。
月食前の満月は明るすぎて、夜景オートで
撮ったら模様が吹っ飛んでしまった。
02:38
月食などの天体現象は紀元前の古代から議論
されていて、月食の理論については地動説の
アリスタルコスが既に唱えていたようだ。
アリストテレスの方が有名なんだけど、
彼は天動説だった。
現代の一般人でもよく分かっていない
天体現象を、古代の人が理論づけるなんて、
どれだけ天才なんだ。
でもよく考えてみれば、古代人と現代人とで
能力の差なんて無いのだろう。
地頭のいい人は昔からいる。
現代とは知識量の差はあるにせよ、
真理に向き合うにはそれらは感性に対する
ノイズでしかないのかも知れない。
海にせよ山にせよ空にせよ、古代人と我々は
ほぼ同じものを見ている。
現代では先の戦争など、過去の歴史は白黒写真
でしか知ることが出来ないから実感のない
別世界に感じるけど、古代人だって、戦争の
現場だって、実際に人々が目にしている世界は
総天然色の今と全く同じであることに
思いを馳せないといけない。
昔の人々の直感には素晴らしいものが
沢山あるはずだ。
宗教の原点だってそこにある。
後付けの自己都合の解釈は見破らないといけない。
皆既月食を眺めながら、時空を飛び回っていた
河童であった。
半分寝ぼけていただけかw