熱い男たち3 | 河童の川流れ 「いい夢見ろよ~ あばよ!」

河童の川流れ 「いい夢見ろよ~ あばよ!」

分かる人しか分からない落書きメモ。
川に流されながら頭を整理中。

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「迷っているんです」

 

「苦しいのか? 笑え!」

 

「ムムム、先輩は疑問に思わないんですか、先生がお元気だってことを」

 

「真剣に考えても深刻になるな!」

 

「なな、なんと、今ならお得な考え方ですね」

 

「人の弱点を見つける天才よりも、人を褒める天才がいい。あの歳でお元気だなんて、凄い人じゃないか」

 

「そーなんですよね。先生は普通の人ではなかったです。益々お元気ということで、いーんですよね」

 

「過去のことを思っちゃダメだ。未来のことも思っちゃダメ。今ここを生きていけば、みんなイキイキするぞ!」

 

「ムムッ、先生は今を生きていらっしゃる。だんだん心が熱くなってきました」

 

「暑くなければ夏じゃない。熱くなければ人生じゃない!

 ビールでも飲んでいくか?」

 

「いいんですか? 飲んじゃいますよ……クーッ!」

 

「いい飲みっぷりだ。ウイスキーも焼酎もある。さあ、もっと続けて。これは終わりではなく、新しい君の始まりだ」

 

「私は自分の殻を破ります。弱い命を革命できるでしょうか」

 

「一番になるっていったよな? 日本一になるっつったよな! ぬるま湯なんかつかってんじゃねぇよお前! 今日からお前は!富士山だ!」

 

「クーッ! 一番を目指します! 本部を自分色に染めて見せます。先輩も酔ってきましたね」

 

「このイワナを見てみろよ! イワナはなあ、余計な味付けいらねえんだよ。自分に中身がある。ダシが凄いついてるんだよ。イワナ見習って生きろ! 中身で勝負だ! これから、ダシのある人間になれ!」

 

「ムムム、どんどんダメダシされて成長します!」

 

「コダシはだめだ。デダシで勝負だ。ハダシで走れ。テダシは無用だ」

 

「なんだかよく分かりませんが、この道を極めます」

 

「郷ひろみが郷ひろみを極めるために離婚したように、先生も伸一を極めるために、お元気で執筆活動を続けておられる」

 

「あれれれれ。そこに少しでもギャップがあるのは設定として……」

 

 

論点をずらされ、借りものの理想に酔い、

常識を自分の弱さに置き換えられる。

これが幸福の軌道の正体だから……

 

Endless Love

 for sensei.

 

嘘つけ! その狭くて短い軌道には年寄りが

渋滞中で事故多発ぢゃないか。

盲目の先には悲劇が待っている。

 

Endless Love