ワタシは小さい頃から現在に至るまで、あまり感情を表に出さないポーカーフェイスが得意だw
しかし母親が全てお見通しだったことには恐れ入る。
総入れ歯、もとい、そう言えば、ワタシの子供もそんな感じだけれど、ワタシには大体分かるw
総入れ歯、ぢゃなくて、そう言えば、メンタリズムも面白い世界だなぁと思う。
心理学の中に、チョイスブラインドネス(選択盲)という言葉があるのをご存じだろうか。
仕事や恋愛、宗教など、人生は選択の連続と言える。
しかしその選択が間違いだと薄々気づくこともあるだろう。
ところがこの選択に捉われ過ぎて、軌道修正を困難にする心理的作用がある。
そもそもその選択をした根拠を想い出してみるといい。
多くの人が、決定的な根拠もなく何となく選んだ道を、後生大事に進むことの何と多いことか。
決めたという事実と、それを歩んだという事実が、そのあやふやな動機を更に強化する。
「人は、自分が好きなものを選んでいると、自分に思い込ませている」という心理を「チョイスブラインドネス(選択盲)」と言うそうだ。
時間のある方は、以下の実験を参照。
(設定で字幕を日本語にすることが可能)
我々は自分の行動理由を本当に分かっているのか? 16分
要約すると、この実験は人間の選択がかなり当てにならないことを示している。
「すり替え」と「思い込み」で人間の知覚は「あやふや」になるらしい。
絶対に正しい唯一の宗教、と言われて入会したのに、活動すればするほど疑問が出る現実。
疑問が出るのは教えが正しいからだ、更に活動すれば自分の殻が破れる、凡夫には分からない大きな意味がある、ここでやめたら折角の苦労が無駄……
最初の入会動機はこんなに大そうな話ではなく、ただ何となく覗いてみよう、信用してみよう、試してみよう……ぐらいだったはずだ。
それをいつの間にか抜け出せなくなるように自ら強化してどうするw
そんな後付けの選択理由に惑わされることなく、自分に正直な心で周囲を見直し、小さな世界、狭い価値観を常に打破して行くことが本当の人間革命なんぢゃないかな。
逆に、その心理作用をうまく利用しているのが、どこかの宗教組織。
ほら、その証拠に、指導者がいなくなっても、教義や本尊がすり替わっても気がつかない、気にならない、気にしてはいけない、ってなってるぢゃないかw