最近、買い物に行くとモノの値段が
イヤになるほど上がっている。
2割、3割なんて当たり前。
消費税の10%なんて可愛く思える。
でもね、10%って実はもの凄く大きいんだな。
例えば身長170cmの人が±10%で、
153cmと187cmだから、
どちらに転んでも人生が変わるかも知れない。
職業が変わるかも知れない。
結婚相手が変わるかも知れない。
どこかの党が1000万票を目指したとき、
それに迫ったことがあった。
超えていたら日本はどうなっていたことか。
これだって全有権者数の10%程度の話。
そして衰退した現在でも一定の影響力がある。
10%を甘く見るなよ、ってこと。
電子機器に使用する電子部品には固有値がある。
例えば抵抗器なら、その固有定格値に対して一般品では±5%程度の許容誤差がある。
その範囲内で値がズレているものが入荷し機器に搭載されても、適切に動作するように予め設計段階で配慮している。
なので本当は全ての部品には許容誤差のなるべく小さな仕様のものを選びたい。
しかし高精度品や選別品を使うとコストアップになるから、用途の限られた機器でしか使用できない。
正直に言って、全体が同じ方向にバラつくならまだしも、特定の組合せのペアが逆方向に目一杯バラつくと、ちゃんと動かなくなる電子機器は多いはずだ。
それでも出荷検査で引っかかるから実害は少ないけれど、歩留まりが落ちるので設計者は工場から怒られる。
こうした世界はユーザーから見えない。
5%を笑うものは5%に泣く。
10%なんてもってのほかなのだ。
会の協議会に出ると何処からともなく流れて来る打ち出しの中に、新聞のV200なんてのが何回もあったなぁ。
初めて聞いてその意味を知った時、ひっくり返るほど驚いた。
新聞購読率を200%に上げるというから正気の沙汰ではない。20%UPでもかなり大変なのに、200%となると活動家が多部数契約するか無料で誰かに贈呈しないと達成はまず無理な数字。
それでも婦人部は押し付け合ってwできちゃう。
そして後日、
「本部で一位になりました~」
とか言って喜んでいる。
真の200%がどんな意味を持つのか、インチキに意味はあるのか、深く考えてはいないのだろう。
本職の営業マンが聞いたら怒り呆れるはずだ。
配達する無冠の友だって単発の部数管理が複雑化していい迷惑だ。
しかも読まれないなら古紙宅配業ぢゃないか。
V200なんて誰が言い出したのだろう?
全国的に聞かれる言葉だから、地域幹部の戯言ではないはず。
しかし大本営は知らないと言うのだろうな。
大抵のことなら±5%以内で収めるのが
堅実な生活と言えそうだ。
それを200%がサラっと打ち出される世界w
世間で10%の配当とか言えば、ほぼ詐欺だし。
数字の意味をよ~く考えれば、言っている人の
真意が分かるというもの。
あ、財務して何倍(何百%)にもなって返って来るとか言うのも、家族や世間の信用が何倍にもなって失われることだと思う。
試しに未入会家族や友達に3桁やったと言ってみるがいい。
どうなるか想像がつくから絶対に言わないだろうけど。
自分を騙すのもいい加減にした方がいい。