拠点の悲劇 | 河童の川流れ 「いい夢見ろよ~ あばよ!」

河童の川流れ 「いい夢見ろよ~ あばよ!」

分かる人しか分からない落書きメモ。
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ワタシが地区部長を断り続けたのは、その時点で既に見えていた色々な問題点が、上層のマネジメントによることと考えていたから。

ここを変えないとあるべき姿にはならないが、打ち出しに従うだけではこれは不可能。そんな流れには乗りたくない。

そのことを役を持って来た本部長に説明した。

 

すると本部長は、

「河童さんがそう思うなら自分の思うような組織に変えたらいい。先生もそうして来た」

 

そんなことが出来るのか? やらせてもらえるのか? 

言っておくがワタシの仕事の一環はBPR、業務改革だぞ?

 

「期待してます」

 

そう言うから少しその気になったが、別の問題として、役職を持つと自宅を拠点に提供することが当たり前になる。

最後の砦として、家族との兼ね合いで拠点にしづらい状況を言ってみた。

 

「それならうちを使えばいいから。受けてくれるでしょ」

 

なに、それならばと、思うところもあって渋々受けた。

 

後日、地区座の場所を借りるために本部長に電話したら不在で

奥さんが出た。

 

「それなら河童さんちの方が広いじゃない。うちは長年拠点をして来たからゆっくりさせてちょうだい」

 

ガヒーン! 騙された。

 

後から思えばそうだろうな。拠点なんか二度としたくないから。

以降、地区座と協議会はうちになっちゃった。家族には迷惑をかけた。

 

うちは閑静な住宅街。

人の出入りが増え、車やバイクが周辺に止まり、話し声が漏れる。

近所の人は一体何が始まったのかと思っただろう。

 

やって来た未来部は廊下を走りまくり、大事にしていた和机の上でボールペンを鷲掴みしてお絵描きをはじめ、深い傷をつける。

足の悪いご老人はマイ正座椅子を持参で新しい畳をへこませる。

年配者は玄関アプローチの階段が危ないとか、照明が暗いとか、

手すりを付けろとか、好き勝手を言う。介護施設ぢゃねーよ。

1時間前から冷暖房しておくが、暑いだの寒いだの、ツベコベ

言うなっちゅーの。

きったない格好、くっせえ臭い、ガラの悪い人もたまに混じってたりするから、ホント勘弁してほしい。

終わっても打ち合わせがあるから、お茶だお菓子だお裾分けだ……

 

もういい! も~~いい。

いつからだ、言ってみろ! 昔のお前たちはそうじゃなかった。

昔のお前たちはそんな分からず屋じゃなかったはずだ。

そうだな、イケディアン。

興奮してしまった。すまんがコーヒーを入れてくれ、モンスター。

フガー。

なんのこっちゃ。

 

地区座になるともう一つ面倒なことがある。

幹部指導者のアポ取りだ。

それは地区部長の役務だと婦人部サイドが言う。

数字が上がらない壮年部としてはこの声を無視することができないが、注文が多い。

 

あの人はだめ、この人も面白くない、そうだあの人がいい、と。

そんな上の幹部、ワタシ親しくないし。

 

座談会週間というのが決まっているので、人気幹部は先約が多く、ほとんどアポは取れない。

何件も電話して、ようやく来てくれる幹部は、ダメダメで面白くない副役職。

FAXで拠点である我が家の地図を送る。

足がないと言われれば送迎もする。

これが拠点の実態だ。

 

もういい! も~~いい。いつからだ、言ってみろ!

昔からだw

 

幹部指導者のローテを組んで、自動的に来てくれるようにしてくれと上に提案したが、頼むのも貴方の一念だ、とかで一蹴された。

一事が万事で、約束の組織改革なんか、案を俎上に載せることすら出来ない。

 

こんなこと、やった人ぢゃなきゃ分からないだろうな。

分からない方が幸せだ。

思い出しただけでもゾッとする。

 

5.3やから、今日はこれぐらいにしといたるわw

 

(あの池爺は嫌いだけど、この池やんは大好き)